五十嵐亮太氏 日本球界時代にインコースが攻めづらくなった大選手とは「めちゃくちゃ紳士なんですよ」
ヤクルトやソフトバンクでも活躍した元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏(45)が9日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)にゲストとして生出演。日本球界時代に攻めづらかった打者を挙げる場面があった。 【写真あり】五十嵐亮太氏、日本球界時代にインコースが攻めづらくなった選手 五十嵐氏は番組の事前アンケートでドジャースの大谷翔平投手を抑えるならどこへ投げるかという質問に「インハイ」と回答したという。パーソナリティーのナイツ・塙宣之が「これでもインハイだと大谷パコンって打ってるじゃないですか」と指摘すると、五十嵐氏は「インハイ打ってますけど、率で言ったら良くないです、やっぱり」と返答した。 それでも塙が「結局投げられるかどうかですもんね」と話せば、五十嵐氏は「そうです。投げられるかどうかです。でも当てちゃいけないし」と反応。「あそこまでいい選手になってくるとファンめちゃくちゃ多いじゃないですか。危ないですよ。今SNSとか凄いから、多分アカウント持ってる選手とか当てただけでもう凄い言われちゃうのかなと思うんで、それも考えてインコースいきにくいなってなるじゃないですか」とも話した。 塙が「日本の時もありました?インコースとか。(巨人時代の)松井(秀喜)さんとかいきづらいとか?」と尋ねると、「ありました、ありました」と五十嵐氏。「当てたらヤバいなって思ったことはないけど、僕当てたことがあるんです、松井さんに」と回顧。「一流選手はよけるのうまいんですよ」としたものの、その際は東京ドームで、手首付近に当ててしまったと言い、「でも凄かったっす。ウワーって。“お前、松井に何やってんだこの野郎!”みたいな雰囲気になるんですよ」と振り返った。 「うわやってるわ、と思って」いた五十嵐氏だったが、「でも松井さんよけるのうまいし、当たった瞬間も、なんかガッとこっちに向かって来てくれたら、元気そうだしいいなと思うんだけど、普通に下向いて一塁行ったんですよ」との反応だったという。「めちゃくちゃ紳士なんですよあの人」と語った。 逆に「そういうバッターだとやっぱインコース投げにくくなるんですよ。ガッと向かって来た方が次もいきやすいんですよ。そういうもんなんです。なんかちょっとイラっとするじゃないですかこっちも。当てちゃったけど、元気だし、次もいってもいいかなみたいな感じになるけど、紳士だと次また投げづらくなる」と実感を込めた。 ガッと来る選手は実際にいたのかと言われると、「いますいます。“この野郎!”みたいな選手はいます」とし、「でもそれが勝負してる上で普通かなと思うので。メジャーリーガーとかはそういう選手あまり少ないんですよ」と説明した。