【日本には2人だけ】インティマシーコーディネーター 需要に応えるために始めた人材育成
■今後の育成は「需要に合わせて増やしていきたい」
――大体どのぐらいの期間をかけて育成されるご予定なんですか? 浅田さん:私が資格を取ったIPAでは、3,4か月かけてやるんですけれども、私も今同じように、3,4か月のペースでやっていて、8月の前半には資格のテストがあると思います。 ――実際に育成を受けられている方は、どういったバックグラウンドの方々ですか? 浅田さん:今回は、男性1人、女性1人を教えているんですけれども、映像業界の経験がある方と、昔、舞台で俳優をやっていた方です。 ――今回は2人とのことですが、その先もたくさん育成していこうというお考えですか? 浅田さん:需要に合わせて増やしていきたいというのと、本当に今回初めて私が教えて、彼らが本当に自分で仕事ができるようになるのがどれぐらいかかるのかとかがちょっとまだ見えないので、タイミングでまた増やしていきたいと思ってはいます。今回2人ということで、いろんな方から“なんで2人しか教えないの?もっと必要じゃん”と言われるんですけど、たくさんの作品を抱えながらも、助監督であったり、プロデューサーであったりが何とかスケジュールを調整してくださって、なんとか今やれているんですね。 もっといたらいいのは事実なんですが、これが一気に10人増えた場合、多分全員分の仕事はないんです。私は今教えるという立場。インティマシーコーディネーターを増やすという立場にあって、資格を取った人たちが、安定した仕事がない、食べていけないということは避けたいんです。なのでしっかり需要を見て徐々に増やしていけたらと思っています。