「ドライブめちゃ楽しくて最高!」 だけど“利便性”もバッチリ! 走りも快適さも妥協なしの「最強国産スポーツセダン」3選
運転の楽しさと利便性を両立したスポーツセダン
近年、SUVやミニバンの人気が急上昇する中でも、乗用車の基本形として長い間愛されてきたセダンは、プライベートからビジネスシーンまで幅広い場面で活躍してきました。 セダンのクラシックな形状に魅力を感じつつも、運転そのものを楽しみたいという我儘を叶えてくれるのが、スポーツセダンです。 今回は、パワフルな走行性能と日常の利便性を両立させた、日本が誇るスポーツセダンを3台ご紹介します。 【画像】超カッコいい! これが「最強スポーツセダン」です(30枚以上)
●日産「スカイライン」 スカイラインは1957年に登場したミディアムサイズセダンで、70年近くもラインナップされ続けている、日産を代表するモデルです。 高級車でありながら、スポーティな味付けのエンジンや足回り、ハンドリングの良好なFRを採用していることが特徴で、ミディアムセダンのなかでも走りの良さを追求した国産スポーツセダンの代名詞となっています。 現行モデルは2013年11月に発表された13代目で、日産が国内販売しているセダンとして唯一のモデルです。 ボディサイズや車両重量は先代よりも大きくなり、歴代スカイラインの伝統とこだわりをオマージュしつつも、ステアリングバイワイヤーなど、発表当時では最先端の先進テクノロジーを駆使しています。 また2019年9月には、Vモーショングリルと日産エンブレムを新たに採用し、デザインを中心にマイナーチェンジが施されました。 パワートレインは、3.0リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力304ps・最大トルク400Nmを発揮。 さらにハイパフォーマンスに仕上げられた上級グレード「400R」では、同一エンジンに専用チューニングが施され最高出力405ps・最大トルク475Nmを発揮します。 その他にも、限定1000台でNISMO専用チューニングが施された「スカイライン NISMO 」や、匠による手組みエンジンを搭載する特別な100台限定モデル「スカイライン NISMO Limited」が設定されています。 価格(消費税込、以下同)は456万9400円から947万9800円です。 ●スバル「WRX S4」 WRX S4はスバルのスポーツセダンで、車名の由来は、元来インプレッサのスポーツバージョンに付けられていたグレード名にあります。 3代目インプレッサのマイナーチェンジによってインプレッサの名前が外れ、WRXと単独の車名に変更され、初代WRX S4がデビューしました。 現行モデルとなる2代目は、2021年11月に発表。 WRXらしさを継承しながらさらなる高みを目指し、パフォーマンスカーとしての価値やセダンとしての実用性がさらに進化したといいます。 パワートレインは2.4リッター水平対向4気筒直噴エンジンを搭載し、最高出力275hp・最大トルク375Nmを発揮。 電子制御技術により、ドライバーのアクセル操作に瞬時に応答し、低回転から力強いトルクを発揮するとともに、スポーツ走行時の加速性能はもちろん、日常的な使用においても気持ちの良いフィーリングを実現しています。 トランスミッションは6速MTに加え、スバルパフォーマンストランスミッションと名付けられたCVTも設定されています。 価格は「GT-H EX」グレードが447万7000円から、「STI Sport R EX」グレードでは502万7000円からとなっています。 ●三菱「ランサーエボリューション」 ランサーエボリューションは、世界ラリー選手権(WRC)に参戦可能な公認車両として製作されたスポーツセダンです。 初代が1992年に4代目ランサーをベースに誕生し、以来「Evolution(エボリューション:進化)」の車名の通り、アップデートを遂げていきました。 三菱が2000年代にWRCから撤退した後も、しばらくはランエボの生産と開発は続けられましたが、2015年4月、1000台限定の特別仕様車「ランサーエボリューションX ファイナルエディション」が発表されると、このモデルをもって、同ブランドの歴史は幕を下ろしました。 このファイナルエディションは、2008年に登場したシリーズ10代目のランサーエボリューションXの「GSR」グレードをベースに、パフォーマンスの向上と特別感のある内外装を纏い、シリーズの締めくくりとなる貴重なモデルです。 エンジンはランサーエボリューションXで初採用された、2リッター直列4気筒ターボエンジンと同一ですが、最高出力313ps・最大トルク429Nmへと出力向上を図り、シリーズでは最強スペックとなっています。 また、ビルシュタイン製ショックアブソーバー×アイバッハ製スプリングやブレンボ製強化ブレーキなどを含んだハイパフォーマンスパッケージを標準装備し、走行性能の向上が図られています。 当時の新車価格は429万8400円でしたが、2024年4月12日から3日間開催された自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2024」では、新車の2倍以上となる1025万円で成約に至りました。 生産終了となってから暫く経つ今でも、往年の三菱ファンを中心に日本を問わず世界から人気を得ており、高い価値を見出しています。
くるまのニュース編集部