136連勝のレスリング藤波朱理が金メダルかけてジェペス グスマンと対戦【パリ五輪】
「パリ2024オリンピック競技大会(パリ五輪)」の大会14日目となる8月8日(現地時間)、日本勢は多くの選手がメダルに挑む。 レスリング女子53キロ級の藤波朱理は決勝でエクアドルのルシア ヤミレト・ジェペス グスマンと対戦する。藤波は1回戦でドミニク・パリッシュ(アメリカ)に準々決勝でフラン・バトフヤク(モンゴル)にいずれもフォール勝ち。準決勝では東京五輪の銀メダリスト龐倩玉(中国)に10-0のテクニカルスペリオリティ勝ちを収めた。藤波は公式戦での連勝記録を「136」に伸ばしている。 陸上の男子110mハードルでは村竹ラシッド7日に行われた準決勝で全体8位のタイムで決勝に進出。この種目では日本選手が決勝に進出するのは初めての快挙。 卓球の女子団体は準決勝でドイツと対戦する。早田ひなが左腕を痛め万全な状態ではない中、平野美宇、張本美和がサポート。1回戦はポーランド、準々決勝はタイをともに3-0のストレートで破り、準決勝に進出。ここで勝てばメダル獲得が決まる。男子は団体準決勝でスウェーデンに敗れて、9日に行われる3位決定戦に回っているだけに、一足お先にメダル獲得を決めたいところだ。
7日はレスリングでは男子グレコローマン77キロ級の日下尚が決勝でデメウ・ジャドラエフ(カザフスタン)を破り、金メダルを獲得した。60キロ級の文田健一郎に続く金でグレコで日本選手が1大会に2個の金を獲得するのは1964年東京五輪以来60年ぶりの快挙となった。 6日の1回戦でビネシュ・ビネシュ(インド)にまさかの敗戦を喫した女子50キロ級1回戦の須崎優衣は3位決定戦でオクサナ・リバチ(ウクライナ)を圧倒し、10-0のテクニカルスペリオリティ勝ちを収め銅メダルを獲得した。当初は敗者復活戦→3位決定戦という流れだったのだが決勝に進んでいたビネシュが計量に失敗して失格。繰り上がる形で須崎が3位決定戦に進んでいた。