須﨑（赤）は１得点も与えない圧巻の強さで完勝。銅メダルを獲得した。写真：AP/アフロ

　前回女王が意地の表彰台を掴み取った。 　現地８月７日、パリ五輪はレスリング女子50キロ級の３位決定戦が行なわれ、東京五輪金メダリストの須﨑優衣がオクサナ・リバチ（ウクライナ）に10-０で完勝し、２大会連続の表彰台となる銅メダルに輝いた。 【画像】銅メダル獲得！レスリング須﨑優衣を厳選ショットで特集！ 　前日に悪夢の１回戦負けを喫した須﨑は、決勝進出者が「体重超過」による失格処分で銅メダル獲得のチャンスが巡ってきた。気合十分で臨んだ絶対女王は序盤から果敢にタックルを仕掛けて、いきなり２ポイントを奪取する。攻めの姿勢を崩さず、ローリングで６ポイントを追加し、あっという間に８点をリード。圧巻の内容で第１ピリオドを終える。 　第２ピリオドはいきなり開始15秒で須﨑がタックルを仕掛けて片足を掴むと、再びバックをとり２ポイントを獲得。一気にテクニカルスペリオリティ勝ちを決めると、試合直後には万感の涙が溢れ、会場に謝罪するようなポーズをして頭を下げた。 　 　須﨑の圧倒的強さにネット上も興奮。「気持ちを立て直してのメダル獲得お見事」「素晴らしかった！本当に立派！」「難なく完全勝利」「やっぱ鬼のように強いな」「足元に飛び込むスピードがまあエグくて速い」「相手まったく反応できないもんな」などなど、前回女王の強さに脱帽。意地の銅メダルに感動と祝福の声が広がっている。 構成●THE DIGEST編集部