天皇賞(春)連覇の父に産駒初勝利を届けるか 祖母には名牝ブエナビスタの良血が2戦目迎える
父に吉報を届けられるか。フィエールマン産駒のエデルクローネ(牡2、美浦・手塚貴久厩舎)が、日曜東京2Rの2歳未勝利(芝2000m)で初勝利を狙う。 【写真】エデルクローネこれまでの軌跡 エデルクローネは父フィエールマン、母コロナシオン、母の父キングカメハメハの血統。父は18年の菊花賞、19年と20年の天皇賞(春)の覇者で、現2歳がファーストクロップとなる。一方の母系も優秀。母はJRAで新馬の1勝のみだったが、祖母のブエナビスタは09年の牝馬2冠など、GIを6勝した歴史的名牝。曾祖母のビワハイジは95年の阪神3歳牝馬Sの覇者で、近親にはジョワドヴィーヴルやアドマイヤオーラ、アドマイヤジャパンやトーセンレーヴなど、活躍馬がズラリと並ぶ。 8月新潟の新馬(芝1800m)でデビュー。ジーティーマンにクビ差届かずの2着だったが、中団からしっかりと脚を使えていた。勝ち馬とは位置取りの差が出ただけで、決して力負けではない。フィエールマン産駒はここまで中央で18頭、地方で2頭が走っているが、まだ未勝利。父の主戦を務めたルメール騎手とともに、エデルクローネが待望の産駒初勝利を届けることを期待したい。