薬に頼らず高血圧を降圧する 新デバイス治療の治験進行中
高血圧患者を対象に開発されたデバイス治療の効果は?(イラスト/いかわ やすとし)
日本人の高血圧患者は約4300万人と推計されている。高血圧を放置すると脳卒中や心疾患を起こすリスクが高くなり、適切な治療が欠かせない。発症当初は食事の塩分削減や体重減少で様子をみるが、降圧効果が得られない場合は降圧薬を服用する。ただ、その中には複数の降圧剤を適切に服用しても、数値が十分に下がらない薬剤抵抗性高血圧の人がいる。また定期的に薬剤を服用できない人もいる。そうした高血圧患者を対象に開発されたのが、経カテーテル腎デナベーションというデバイス治療だ。この治療法について、自治医科大学内科学講座循環器内科学の苅尾七臣教授に話を聞いた。
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