『室井慎次』シナリオ・ガイドブック明日発売 柳葉敏郎らが全てを告白、サプライズの経緯なども明らかに
「踊るプロジェクト」12年ぶりの新作映画『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』(全国公開中)を徹底解説するシナリオ・ガイドブック(税込2,970円、発行・発売:キネマ旬報社)が、11月29日より全国の書店、ネット書店および上映劇場で発売される。 【画像】「踊る大捜査線」織田裕二演じる青島ら湾岸署メンバー シナリオ・ガイドブックでは、シナリオの決定稿全文を掲載した上で、その中に完成品との差異を明記。欄外には、語句解説、裏話、演出解説などの脚注が随所に掲載されている。さらに、脚本著者はもちろん、監督、プロデューサー、主要キャストにロングインタビューを敢行し、制作秘話や作品に込めた思いをネタバレありで紐解いていく。
同書では、君塚良一(脚本)、本広克行(監督)、亀山千広(プロデューサー)、柳葉敏郎(室井慎次役)、筧利夫(新城賢太郎役)に総計12時間以上の徹底取材を行い、総計10万字以上のインタビューとしてまとめられている。2022年末に君塚が亀山プロデューサーにメールを送った“企画の発端”から、映画完成までの道程、映画に込めた思い、シナリオの変遷過程、今回の結末に至った理由、ラストのサプライズが生まれた経緯まで、2部作の全てが明かされる。君塚がどうしても本作を製作したかった動機、最初は断っていた本広監督と柳葉が参加を決めた真意、亀山プロデューサーがこの企画を実現させたかった理由などがつづられた、制作ドキュメントとしても仕上がっている。
巻末には、これまでのシナリオ・ガイドブックと同じく「踊る大捜査線」全作品の解説なども収録。1冊でシリーズを振り返ることができる。(編集部・倉本拓弥)