「大丈夫言うてるやん!」二日酔いで失態続きも酒やめられず急性膵炎で緊急入院した過去 福田充徳『笑っていいとも!』で復帰果たすも「立つのがギリギリだった」
── 退院したときは、またお酒が飲みたいと思いましたか? 福田さん:そのときはならなかったですね。お世話になった看護師さんとしゃべってるときに、「急性膵炎って退院したときに悪友みたいな人がきて、せっかくだから退院祝いやろうぜって言われて飲まされて、ワーってなってまた戻ってくる人が結構いる。そうならないでくださいね」って言われたんですよ。あと、さすがにこんなに仕事休んで大丈夫なのかなって思っていたし。退院後も自宅療養で1か月は家にいたんです。自分的には体調は問題ないから仕事に早く戻りたいって思っていたけど、お医者さんがまだ絶対ムリやって、許可がおりなくて。
── 仕事復帰は『笑っていいとも!!』だったそうですね。 福田さん:生放送が1時間あって、放送おわりに会場に来てるお客さんだけにアフタートークみたいなのが30分くらいあるんですけど、それ終わったときにギリギリ立っていられるくらい。体力めっちゃ落ちてたと思います。体重も15キロくらい減って、映像見たらげっそりしていて、自分でびっくりしましたね。 ── 実際にお酒を口にしたのは、退院してどれくらい経ったときですか?
福田さん:2年ですね。仕事柄、打ち上げや飲み会に行くこともありますが、それまで飲まなかったです。退院後も定期的に検査に行っていて、退院から2年経過したときに、医者から「完全に膵臓が戻ってる。病気になる前の状態に戻った。ただあんまり飲んだらダメですよ」と。でも、戻ったと言われたので、番組の最終回の打ち上げか何かでちょっと一回飲んでみたら、すぐ酔いましたね。ビール1缶くらいですぐ。そこから、始めは月1回くらい飲んでいいことにしよう、週1くらいにしようとなり、最終的に毎晩、飲んでます(笑)。
ただ、これ以上飲んだらあかんとか、自制が効くようになったし、自分の状態を自覚することができるようになったと思っています。 PROFILE 福田充徳さん ふくだ・みつのり。1975年生まれ。京都出身。幼稚園から幼馴染だった徳井義実と1998年チュートリアルを結成。2006年にM-1優勝。2016年に結婚し、現在は1児の父。 取材・文/松永怜 写真提供/福田充徳
松永怜