千葉県知事選で自民県連、現職・熊谷俊人氏と政策協定締結 6日に知事が文書で「支持を」
自民党県連は10日、任期満了に伴う3月の知事選への再選出馬を表明している現職の熊谷俊人知事と、県庁で政策協定を結んだ。これに先立ち県連は9日、持ち回りの選対委員会で県連として熊谷氏を支持することを確認。同日、県連総務会に報告し、正式に「県連支持」の方針が決まった。 協定内容は①日本一の防災県、新興感染症への備え②生活の不安の払拭、安全・安心な暮らしの確保③医療・介護・福祉サービスの充実④子育て、教育環境の整備⑤企業誘致、産業振興、地域の活性化⑥全国屈指の農林水産業のさらなる振興⑦道路・交通ネットワークの強化⑧脱炭素化、デジタル化などの推進-という8項目。 自民県連が令和5年県議選で掲げ、県民に約束した8本柱の政策を基に構成された。 熊谷氏も昨年12月16日、出馬表明した際、2期目に向け、8つの分野からなる政策集「県政ビジョン」を公表した。その後、知事側は県連側と今回の協定の文言などを調整していた。 この日の協定締結後、熊谷氏は記者会見で「私が進める県政の方向性や戦略と、自民が大事にする部分は多くで共通する。政策協定もそうした思いの下で合意に至った」と語った。 関係者によると熊谷氏は今月6日、「立候補にあたり自民県連の支持をたまわりたい」などと記された自筆の署名入りの文書を県連側に手渡した。これを受け、協定は交わされた。