乃木坂46、「真夏の全国ツアー」神宮公演でファイナル 「来年は新たな仲間を引き連れて戻ってきます」
本編最後のMCでは今回のツアーで座長を務めた井上が思いを語った。今回の全国ツアーでは「笑って楽しむ」ことを目標していたという井上は、「すごく簡単なことではあるんですけど、今の私にはそれが難しいタイミングもありました」と明かし、「去年と同じポジション(センター)であることは、すごく怖ったです」と話しながら、涙ぐむ井上。言葉に詰まると、観客から声援が飛んだ。 「自分が引っ張っていかないといけない」。そんな思いを抱えていたというが、メンバーに気持ちをこぼしたところ、「ずっと頑張ってたら疲れちゃうから逃げたっていいんだよって言ってもらって。私はそう言ってもらえて、すごく心が救われました」と吐露。「本当に乃木坂46はあったかくて。ダメだなって思ったときでも、いつでもどんなときでも、手を差し伸べてくれる人たちがたくさんいて、優しい言葉をたくさんくれて。私はそんな乃木坂46が大好きです」と話すと、「乃木坂46のためなら私はなんだってできると思います。1人だとすごくつらいし、孤独だし、苦しいこともたくさんあるけど、みんなと一緒ならどんなところへだって、どこへだって行ける気がします」とグループへの愛を伝えた井上。「皆さんと過ごした今年の夏、最高に楽しかったし、最高にキラキラしてました。ありがとうございました」と感謝を伝えると、会場からは温かな拍手が贈られた。 そして本編ラストは「誰かの肩」。しっとりと、だが力強い歌声を聴かせ、ツアーの締めくくりを祝福するように、夜空には盛大に花火が打ち上がった。 本編が終わるも、ファンの鳴り止まない声を受けて再び登場したのは池田瑛紗と小川の2人だ。しかし、ファンの声量が足りないと、アンコールのレクチャーをすることに。2人の教えに応えて、会場全体にアンコールの声が響くと、再びメンバーが登場。「僕だけの光」「スカイダイビング」「ロマンスのスタート」を歌唱しながら、フロートや花道から観客に笑顔を振りまいていき、遠藤と賀喜ダブルセンターの「Monopoly」も披露。ラストの「乃木坂の詩」では会場が乃木坂カラーの紫色のペンライトで染まり、2024年の全国ツアーを締めくくった。 だが、アンコールの曲もすべて終わり、退場のアナウンスが流れる中でも、終わらない乃木坂コール。するとメンバーが再度現れ、ダブルアンコールとして、本日2度目の「チートデイ」がスタート。井上は「ごめんなさ~い!」の部分を「ありがとう!」に替えて、とびきりの感謝の思いを伝えた。本当のラスト曲を終え、キャプテンの梅澤は「来年はきっと、新たな仲間を引き連れて、皆さんの元に夏、戻ってくるつもりです。どんな子たちが仲間になってくれるのか、すごくワクワクですけど、迎え入れる準備はできているので、期待してお待ちください!」と未来の後輩である6期生メンバーについて言及。「また来年、ことしよりも最高の景色を一緒に見ていきましょう」と呼びかけ、2024年の「真夏の全国ツアー」は幕を閉じた。