万博・ガスパビリオン XRゴーグルでおばけの世界を体験 ユニホームもおばけイメージ
日本ガス協会は20日、2025年大阪・関西万博に出展する「ガスパビリオン」で、ゴーグルを使い現実世界と仮想空間を組み合わせる技術「クロスリアリティー（XR）」によって、おばけの世界を体験するアトラクションを提供すると発表した。体験を通じてガスなどのエネルギーの未来について考えるきっかけを与える内容になっているという。協会は同時に、ガスパビリオンのスタッフのユニホームも公開した。 【写真】ガスパビリオンの運営スタッフ用ユニホーム ゴーグルを装着すると、来館者はおばけの姿に変身し、欲しいものがなんでも手に入る世界に誘われる。実際に手を伸ばすと仮想の食べ物などが手に入る。その後、物語が進んでいくとエネルギーの未来について考えるきっかけになるような体験が用意されているという。アトラクションの後にはエネルギーについて学べる展示がある。 ゴーグルの対象年齢は7歳以上で、幼い子供はタブレットでの体験もできる。パビリオンは1回40人の入れ替え制で、アトラクションは５分程度、ほかと合わせ全体で計４０分程度を想定している。 また、パビリオンの運営スタッフのユニホームには、アトラクションに出てくる仲間のおばけをイメージしたカラーシャツにジェンダーレスを意識したスカートにもパンツにもなる特殊な服を用意。来館者を迎える接遇スタッフは白いケープと黒のパンツの組み合わせ。どちらもおばけをイメージしたふんわり感や丸みのあるデザインに仕上げている。 さらに協会は、11月30日までの間、パビリオンに登場するおばけの名前を決める総選挙も実施する。投票方法は公式サイトで確認できる。 大阪・関西万博推進グループマネジャーの植田博史氏は「子供たちに変化を怖がらずに進んでいくことを共有し、いい未来を一緒に考えるきっかけにしたい」と話した。 パビリオンの内装が完成するのは12月末を予定している。（桑島浩任）
