郡山の歩み…映像と音で彩る 市制施行100周年記念イベント
郡山市の市制施行100周年記念イベントが1日、始まった。オープニングとして郡山公会堂の時計塔を使ったプロジェクションマッピングが行われ、100年の歴史を刻む市のシンボルを映像と音楽で彩った。 郡山公会堂は1924年に市制施行を記念して建てられた国の有形文化財。BGMとともに、市発展の礎となった安積疏水の流れ落ちる水や水門、「楽都」にちなんだ音符、開成山公園の桜、和歌「安積山の歌」などが次々と映し出され、訪れた市民から歓声が上がった。市内の小中学生と「ブラックボトムブラスバンド」による演奏も披露された。 プロジェクションマッピングは2日にも行われる。
新聞で見る郡山の100年
郡山市で1日に始まった市制施行100周年の記念イベントで、福島民友新聞社は市中央公民館に、100年間の主なニュースを報じる当時の福島民友新聞を展示している。 市中央公民館1階に、1924年の市制施行のほか、水郡線全線開通(34年)や新産業都市指定(64年)、ワンステップフェスティバル(74年)、東北新幹線開通(82年)、中核市移行(97年)などの出来事を伝える新聞をパネルにして飾った。来館者は足を止め、100年の歩みに思いをはせている。 記念イベントは3日まで郡山公会堂を中心に開催。「百万人の大合唱」など郡山ゆかりの映画の上映や地元食材を使ったレストラン、ファッションショーなどを繰り広げる。100周年を迎えた市内企業も出店している。 2日は、けんしん郡山文化センターで記念式典が行われる。
福島民友新聞