綾辻行人「十角館の殺人」実写化キャストに奥智哉&青木崇高 特報映像が公開
7日、推理作家・綾辻行人のデビュー作を初めて実写映像化するHuluオリジナル「十角館の殺人」(3月22日独占配信)の特報映像が公開され、奥智哉、青木崇高をはじめとするキャスト陣が明らかになった。 Huluオリジナル「十角館の殺人」特報映像 綾辻の代表作「館」シリーズの1作目となる「十角館の殺人」は、十角形の外観を持つ館が存在する無人島で起こる、連続殺人を扱ったミステリー。巧妙な叙述トリックで読者をその世界に引き込みながら、ある一行で事件の真相を描く大胆な手法は、ミステリー界で衝撃をもって迎えられ、その特異性から「映像化は不可能」と言われ続けてきた。
十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する孤島、角島(つのじま)。1986年、この館を建てた天才建築家・中村青司(なかむら・せいじ)は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化した角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明(かわみなみ・たかあき)のもとに、死んだはずの中村青司から、1通の手紙が届く。思わぬ「死者からの手紙」の調査を開始した江南は、島田潔(しまだ・きよし)という男と出会い、行動を共にすることに。一方の十角館では、ミス研の1人が何者かに殺害されてしまう。
江南を演じるのは、特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」や、NHKドラマ「大奥」などの出演で注目を浴びた奥智哉。そして、手紙をきっかけに江南と謎を追い求めることになる島田役を『ゴジラ-1.0』の演技も話題を呼んだ青木崇高が務める。
さらに、江南のアパートの大家・松本邦子を濱田マリ、島田の兄で刑事の島田修を池田鉄洋、悲惨な事件が起きた青屋敷の元・庭師で行方不明となっている吉川誠一を前川泰之、青屋敷で謎の死を遂げた中村青司の妻・中村和枝を河井青葉、吉川誠一の帰りを待つ妻・吉川政子を草刈民代、中村青司の実弟で島田の友人・中村紅次郎を角田晃広、そして、青屋敷と十角館を設計した天才建築家・中村青司を仲村トオルが演じる。 監督は、有栖川有栖と綾辻の共同原作によるドラマ「安楽椅子探偵」シリーズを手掛けた内片輝。脚本は「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」「家政夫のミタゾノ」などの八津弘幸が担当する。奥、青木、内片監督のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)