スズキ・スペーシア首位返り咲き Nボックス首位陥落 2024年5月期軽自動車新車販売ランキング
2024年5月期車名別ランキング
全国軽自動車協会連合会は、2024年5月期における軽自動車新車販売の車名別ランキングを発表した。 【写真】首位に返り咲いたスズキ・スペーシアをみる (153枚) ■2024年5月期 軽自動車通称名別新車販売トップ10 1位 スズキ・スペーシア:1万5160台 2位 ホンダNボックス:1万4528台 3位 ダイハツ・タント:6174台 4位 スズキ・ワゴンR:6037台 5位 スズキ・ハスラー:6012台 6位 スズキ・アルト:5608台 7位 日産デイズ:4322台 8位 ダイハツ・ミラ:3933台 9位 日産ルークス:3618台 10位 三菱デリカ・ミニ/eK:3262台 5月期の軽自動車の車名別ランキングは、2023年11月に第3世代の新型モデルに移行したスズキ・スペーシアが前年同月比91.9%増の1万5160台を成し遂げて、2022年5月期以来の首位を獲得。 前月まで23カ月連続でトップに君臨していたホンダNボックスは、同4.4%増の1万4582台にとどまって第2位に陥落する。続く第3位には、生産・出荷を再開したダイハツ・タントが同44.9%減ながら6174台を売り上げてランクイン。 また、第4位には同10.8%増の6037台を販売したスズキ・ワゴンRが、第5位には本年5月に一部改良を実施したスズキ・ハスラーが同16.9%増の6012台を記録して入り、トップ5のうち3モデルをスズキ車が占める結果となった。
注目車の動き
マイナーチェンジを図った日産デイズは同82.0%増の4322台を達成して第7位にランクイン。 また、2023年5月より販売を開始した三菱デリカ・ミニは基本コンポーネントを共用する既存のeKシリーズとの合算で3262台を登録して第10位に入る。 一方、軽EVのカテゴリーでは日産サクラがマイナーチェンジ目前ということもあって同45.3%減の1517台、三菱eKクロスEVが同67.0%減の153台と苦戦。 対して、2023年12月に大幅改良を行って電動系コンポーネントを刷新し、車名もミニキャブ・ミーブから改名した軽EVバンの三菱ミニキャブEVは、同212.2%増の128台を成し遂げる。 また、本年4月に仕様変更を図るとともに特別仕様車のFUN「STYLE+ NATURE」を設定した軽バンのホンダNバンは、同24.9%増の2385台を達成した。 なお、登録車と軽自動車を合わせた5月期の車名別ランキングのトップ5は、スズキ・スペーシアが初の首位に立ち、前月まで9カ月連続でトップの地位に就いていたホンダNボックスは第2位に後退。 以降はトヨタ・ヤリス、トヨタ・カローラ、トヨタ・シエンタの順で続く。月間販売台数1万台超えは、前月から1車種減って4車種にとどまった。
大貫直次郎(執筆) AUTOCAR JAPAN(編集)