クビ目前? アーセナルの放出候補(6)すでにクラブも放出容認? 伸び悩むエース候補だった男
アーセナルは2023/24シーズンのプレミアリーグを2位で終え、優勝したマンチェスター・シティと最後までタイトルを争った。今シーズンは2003/04シーズン以来となる優勝を目指すことになるが、まずは移籍市場でなすべきことがいくつかある。チーム力を押し上げるために新戦力を獲得するのは必須だが、同時に余剰人員を整理してスカッドを肥大化させないことも重要だ。今回は、アーセナルを去ることになりそうな選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:エディ・エンケティア(イングランド) 生年月日:1999年5月30日 23/24リーグ戦成績:27試合5得点2アシスト アーセナルの次期エース候補生とも言われたエディ・エンケティアだが、今夏はキャリアの分岐点に立つだろう。 エンケティアは元々チェルシーの下部組織出身。2015年に身長の低さを理由に同クラブU-14のカテゴリーで放出されたものの、わずか数日後にはアーセナルのトレーニングに参加して合格を勝ち取った。2017年7月には、当時トップチームを指揮していたアーセン・ベンゲル氏からオーストラリアと中国で行われたプレシーズンツアーに招集され、約2か月後にはトップチームで公式戦初出場を果たしている。 2019/20シーズンにはリーズ・ユナイテッドに期限付き移籍したが、それ以外はアーセナルでプレーを続けているエンケティア。2022年6月には契約を延長し、背番号も「14」に変更された。アーセナルの14番といえば、あの元フランス代表FWティエリ・アンリ氏(現在は引退済み)が着用していた伝統の背番号だ。 だが、偉大なレジェンドの足跡を追った2022/23シーズンは、プレミアリーグで30試合に出場して4得点1アシストとインパクトを残せず。翌2023/24シーズンは5得点2アシストとスタッツはほとんど伸びず、リーグ戦出場試合数は27試合に減少した。イギリスメディア『フットボール・インサイダー』は今月14日、オリンピック・マルセイユ(フランス)がエンケティアの獲得を画策していることを報道。アーセナルも放出を容認する姿勢だと伝えた。
フットボールチャンネル