男性死亡…車にはねられる 見通し良い直線道路 運転手の男、救護せず去っていた 車の前方は壊れた状態「事故は起こしたが、人だと思わなかった」…裁判へ “ひき逃げ容疑”は理由不明の不起訴に
さいたま地検川越支部は12日までに、埼玉県鶴ケ島市内で高齢男性を車ではねて死亡させ逃走したとして、道交法違反(ひき逃げ)などの疑いで逮捕された日高市の男(76)について、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪でさいたま地裁川越支部に起訴した。処分は11日付。 女性死亡…はねた猛スピード飲酒女、遺族に謝罪せず 懲役8年に…無職、無車検、無保険、無資産で賠償せず
一方、ひき逃げ容疑は不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。 ■一方通行の直線道路だった 防カメで特定(以下、逮捕記事) 鶴ケ島市の市道で日高市の無職の男性=当時(87)=がはねられ、死亡したひき逃げ事件で、県警交通捜査課と西入間署は8月22日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、日高市高萩東2丁目、建設作業員の男(76)を逮捕した。 逮捕容疑は8月11日午後0時25分ごろ、鶴ケ島市三ツ木の市道で乗用車を運転し、自転車を押して歩行していた男性をはねて死亡させ、そのまま逃走した疑い。「事故は起こしたが、人だとは思わなかった」と容疑を一部否認しているという。 同課によると、現場は見通しの良い一方通行の直線道路。周囲の防犯カメラなどの捜査から、男の犯行を特定した。車両は左前方が破損していた。同課は逃走した動機などを調べる。 ■男性は顔けが 自転車まで2メートル離れ(以下、初報記事)
8月11日午後0時35分ごろ、鶴ケ島市三ツ木の市道で、日高市の無職男性(87)が自転車と共に倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。 西入間署によると、現場は雑木林に隣接する一方通行の市道で、男性は顔にけがを負っていた。男性が倒れているのを発見した通行人の50代男性が110番した。2メートルほど離れて自転車も倒れており、署は事件と事故の両面で捜査している。