アルマンド・シルヴェストレ、メキシコ映画や『真昼の死闘』で活躍した俳優、98歳で死去
メキシコ映画や『真昼の死闘』で活躍した俳優アルマンド・シルヴェストレが98歳で死去した。 シルヴィア・ピナル、ユル・ブリンナー、バート・ランカスター、リカルド・モンタルバン、ステラ・スティーヴンス、アンソニー・クインと共演した映画でも活躍。 アルマンド・シルヴェストレ、メキシコ映画や『真昼の死闘』で活躍した俳優、98歳で死去 メキシコ映画の黄金時代を代表する著名俳優アルマンド・シルヴェストレが98歳で亡くなった。『真昼の死闘』でクリント・イーストウッド、『太陽の帝王』でユル・ブリンナー、『インディアン狩り』でバート・ランカスターと共演したことで知られるシルヴェストレは、6月2日にカリフォルニア州コロナドで死去した。 多作な彼のキャリアにおいて、シルヴェストレは『Here Comes Martin Corona(原題)』(1952年)、シルヴィア・ピナル共演の『Story of a Mink Coat (原題 )』(1955年)、『La Sombra Vengadora (原題 )』(1974年)など数多くのメキシコ映画に出演。シルヴェストレは西部劇やアクション・アドベンチャー映画での演技で高く評価され、IMDbには200以上のクレジットを記録した。 1926年1月28日にサンディエゴで生まれ、ティフアナで育ったシルヴェストレは、当初は闘牛士を目指していたが、怪我をきっかけに俳優の道へと転身。1948年に映画デビューを果たし、メキシコとアメリカの両方の映画界で急速に認知度を高めた。 アメリカでの出演作は『鉄路の弾痕』(1950年)、『アパッチの太鼓』(1951年)、『サンチェスの子供たち』(1978年)など。シルヴェストレはまた、『西部の男ダニエル・ブーン』や『ワンダーウーマン』などのアメリカのテレビシリーズにゲスト出演もした。近年では、『La Impostora(原題)』(2014年)や『Despertar Contigo(原題)』(2016-17年)などのテレビ小説にも出演していた。遺族は妻のブランカ・エステラ・リモンと娘のアナベル。家族は彼を、「メキシコに国際的な名声をもたらした著名な俳優であり、驚くべき人間性の持ち主だった」と追悼の意を示した。