年末年始はプラモデルで過ごそう! おすすめ&期待の戦車プラモデル8選【年末特集】
2024年も終わりが近づいているが、本年は100種を超える戦車プラモデルが発売された。国内だけでなく海外にも目を向けると、2024年のトレンドは「第二次大戦ドイツ軍」といえそうだ。2023年は現用戦車のプラモデルが多く登場したが、2024年は「上半期は現用ロシア、ドイツ軍の戦車」、「下半期は第二次大戦中の戦車の中でも主にドイツ軍、アメリカ軍」といった印象だ。 【画像】タミヤ 1/35 ドイツI号戦車B型(3,520円) 今回は2024年に発売されたAFVプラモデル6種と、これから発売予定の2種を紹介する。 ■ タミヤ 1/35 ドイツI号戦車B型 まずは何と言っても11月にタミヤが発売した「1/35 ドイツI号戦車B型」だ。タミヤ最新の技術で立体化されており、細かなリベットや扉などのモールドはきれいで、プラで成形された部分連結履帯は組み立てやすい上にディテールがはっきりしているので完成後の見た目がとてもいい。 パーツ同士の合いが非常に精密なのも、やはりタミヤならではの楽しみだ。車体の箱組みはガイドパーツが間に挟まるのでガイドパーツ→側面と組み立てていくと前後左右の4面がピッタリ合う仕様で、組み立てるユーザーに対して隅々まで配慮していることが伺える。間違いなく2024年に発売されたAFVプラモデルの中では1、2を争うレベルでおすすめの製品といえる。 ■ ハセガワ 1/72 ドイツ 列車砲 K5(E) レオポルド “冬季迷彩” w/フィギュア 1/72スケールでありながら、全長444mmという巨大な列車砲「レオポルド」を組み立てられるキット。1942年~1943年にレニングラード戦線で使用された際のマーキングデカールが付属する。 1/72スケールという小スケールの中で、車両に備わった細かな装備や手すり、主砲の緩衝器まで組み立てられるのが特徴。弾薬貨車やクレーン、24体のフィギュアも1/72スケールで車両に随伴する。完成サイズの大きさはインテリアとしての見栄えのよさにもつながるだろう。 ■ ボーダーモデル ドイツ IV号戦車H型 後期型 日本ではハセガワが輸入代理店を務めているボーダーモデルの「ドイツ IV号戦車H型 後期型」。1/35スケールで、車体のシュルツェンをエッチングパーツで再現している。 ハッチは開閉可能で、「T-34」の履帯やジェリ缶などが付属。マーキングは3種分付属する。また主砲身は金属製で、車体はほぼ一体成型。転輪を左右合計18個細かく組み立てていく仕様で、履帯は部分連結のプラ製。また、砲塔部車長用ハッチは細かいパーツ分割で覗視孔を再現している。 ■ ライフィールドモデル 1/35 ドイツ陸軍 重戦車 Sd.Kfz.182 キングタイガー ヘンシェル砲塔 戦車の内装などを再現する「フルインテリアモデル」を多く製造しているライフィールドモデルの「キングタイガー」。トーションバーが可動し、スプリングが付属することで主砲の反動を再現する。デカールやエッチングパーツが付属する。 ハッチの開閉も選択可能で、履帯は1つ1つ細かくつなげていく仕様。砲塔内部は主砲の砲閉鎖機構も造形されており、エンジンブロックは換気口をエッチングパーツのメッシュで覆っている。フルインテリアほどのパーツ点数はないものの、充実した組み立てを楽しめる。 ■ タコム 1/35 ソビエト 重戦車 オブイェークト 279w/NBCコマンドフィギュア 「核戦争下での活動」を考慮した、ソビエト連邦時代に開発された試作重戦車「オブイェークト279」を1/35スケールで、対放射線武装を装備したフィギュアとともに立体化したもの。独特な丸みを帯びた車体や砲塔を一体成型で再現している。 履帯は細かく分割されており、主砲身は一体成型。換気口などにエッチングパーツを使用しており、マーキングデカールが1種付属する。4列の履帯は完成するとかなり迫力がありそうだ。 ■ イタレリ 1/35 WW2 ドイツ Sd.Kfz.167 IV号突撃砲 イタレリが製造する「ドイツ Sd.Kfz.167 IV号突撃砲」。履帯はゴム製で、4パターンを再現するためのデカールが付属する。 ランナーからは左右の転輪をそれぞれ細かく再現したパーツを確認でき、同スケールのフィギュアも1体分付属。車体天面がほぼ1パーツで成型されている。履帯は部分連結履帯で、車体下部はスライド金型を使用しディテールを再現した一体型パーツ。また各部ハッチは開閉を選択して組み立てられ、シュルツェンは支持架も造形している。完成全長は約191mm。 ■ ミニアート 1/35 アメリカ M3 スチュアート ディーゼル初期型 ウクライナのプラモデルメーカーMiniArtが2025年3月に発売予定の「M3 スチュアート」。Amazonではインテリア同梱キットも販売している。換気口やヘッドライト前のバーなどにエッチングパーツを使用しディテールアップされており、ハッチは開閉可能。 1/35スケールで細かいリベットまでを再現しており、エッジもシャープで履帯の造形も細かい。インテリアキットでは車内の通信機や座席、エンジンなどを細やかに再現しており、組み立て難度は高いが完成時の充実感はありそうだ。 ■ タミヤ 1/48 アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート 2025年1月25日にタミヤが発売予定の1/48スケールキット「アメリカ軽戦車 M5A1 スチュアート」。第二次大戦中にアメリカで運用された軽戦車を再現しており、1944年のフランス戦線で使用されたマーキング2種がセットとなる。執筆時点で詳細は明かされていないものの、11月の「1/35 I号戦車B型」を思うと楽しいプラモ体験が期待できる。 (C)TAMIYA,INC.ALL RIGHTS RESERVED. (C) BorderModel All rights reserved RYEFIELD MODEL (C)2014-2019 Reserved (C) 2005-2023 TM MINIART MODELS. All rights reserved Italeri S.p.a
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