“王様”“神様”ブラジル代表、歴代最強の怪物エース(3)衝撃の破壊力…! 爆発的スピードが生んだ「栄光と苦悩」
伝説級の力を持つ選手を常に輩出し続けているブラジル代表。今回はブラジルが生んだ最強のエースについて、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
FW:ロナウド(レアル・マドリード/ブラジル代表) 生年月日1976年9月22日(当時25歳) 02/03シーズンリーグ戦成績:31試合23得点5アシスト ブラジル代表通算98試合62得点 ブラジル代表での主な出場大会:1994年FIFAワールドカップ・米国大会、コパ・アメリカ1995、1996年アトランタ五輪、コパ・アメリカ1997、1997年FIFAコンフェデレーションズカップ、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会、コパ・アメリカ1999、2002年FIFAワールドカップ・日韓大会、2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会 ブラジルが生んだ最強の怪物といえば、ロナウドをおいて他にいない。90年代後半から00年代にかけて世界中に衝撃を与え続けた男であり、まさに怪物と呼ぶにふさわしい存在だった。 基本データは長きに渡る負傷から復活した後、日本を舞台にしたワールドカップで大暴れし、レアル・マドリードへの移籍と大活躍によって自身2度目のバロンドールを受賞した02/03シーズンである。 ロナウドの能力といえば、やはり「スピード」。その人間離れしたスピードは限界を超えすぎたことで自らの負傷癖を招いたのではないかともされているほど。そして、その「スピード」に乗った「ドリブル」は強靭な「フィジカル」と圧巻の「テクニック」も相まって誰にも止められないほどの破壊力を持っていた。 前述の通り、ロナウドは膝靭帯の重傷を繰り返したことで選手としての全盛期は比較的短いものとなってしまった。それでも、バルセロナ、インテル、レアル・マドリード、そしてブラジル代表と所属したチームで見せた圧巻のパフォーマンスは今も伝説として人々の記憶に残っている。