元オリンピック選手で金メダルも獲得した、欧州のプリンス、プリンセスとは?
先月26日からついに始まりました、パリ・オリンピック2024。日々世界各国の熱戦に、我が国のメダル獲得に興奮、感動していますが、今回はオリンピック繋がりということで、欧州のロイヤルメンバーの中で、かつてオリンピック選手だった方々をご紹介します! 【写真】ご夫婦で元オリンピック選手。元水泳選手だった公妃のかっこいいスイミングシーン! 1960年のローマ五輪から2012年のロンドン五輪まで、夏季・冬季問わず様々な種目で、プリンスやプリンセスの方々が出場していた事実や、しかもメダルも獲得されているんです。きっとご存じのプリンセスもいれば、スポーツのイメージがなかった意外なプリンスも!? また、夫妻や親子でオリンピック選手といった方々も……。 ロイヤルメンバーだからこそといった競技や才能というのも感じつつ、とはいえ世界で闘えるレベルの技や技術は努力なしでは成し得ません。そんなアスリート精神をも兼ね備えた、欧州王族の元オリンピック選手の皆様をご覧ください。
ギリシャ:コンスタンティノス2世『セーリング』1960年ローマ五輪
まずは、今から64年前に開催のローマ五輪。この時オリンピックに出場し、なんと金メダルを獲得されたのが、ギリシャのコンスタンティノス2世でした。ギリシャ王国最後の国王で、チャールズ国王とは親友と称され、それを証拠にウィリアム皇太子のゴッドファーザーでもあった方。 即位前の皇太子時代(20歳)、1960年のローマ五輪に出場され、当時オリンピック種目であったセーリングのドラゴン級(3~4人乗りのキールボート)で、なんと金メダルを獲得されました。 15歳の時から自国の軍隊に所属し、様々な陸軍士官学校にも通われた後、アテネ大学では法律を学ばれるも、身体能力やセーラーとしての才能に長けていらっしゃった上に、世界の王族に愛好家が多いとされる、クラシックで美しいヨットでの競技での頂点というところが、なんともプリンスらしいですね。 残念ながら、昨年1月に82歳で逝去され、葬儀にはウィリアム皇太子も出席なさいました。続いてここからは、ご存命の王族の方々です。