防衛省が海上自衛隊に配備へ、米製「滞空無人機」の性能
防衛省は海上自衛隊の滞空型無人機(UAV)の機種を、米国製「MQ―9Bシーガーディアン」に決定した。同機は米ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズが製造し、米軍や海上保安庁ですでに運用実績がある。防衛省の同機種の決定は、データ送信などでこれらとの相互運用性も考慮したとみられる。操縦装置などを含めた1式の価格は約120億円で、2028年度から配備を始める。最終的に計23機を整備する考え。 機体寸法は全長11×全幅24×高さ4メートル前後で、24時間以上飛行できる。航続距離は約4680キロメートル。カメラとレーダー、自動船舶識別用受信機などを搭載しており、広域の洋上監視能力を強化できる。