ユヴェントス、頼れるセカンドGKペリンと27年夏までの新契約締結!「とてもハッピー」
ユヴェントスは23日、同クラブに所属する元イタリア代表GKマッティア・ペリンと、2027年6月30日までの新契約を締結したことを発表した。 【動画】契約延長のペリンがメッセージ 22日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節シュトゥットガルト戦の前日会見において、ペリン自身が匂わせていた契約延長が正式に伝えられた。同会見において、ペリンは「クラブと話をしていて、双方ともに考えは一致している。僕自身はとてもハッピーだし、近日中に発表があると思う」とコメント。同試合の1日後、早くもこのニュースが届けられる形となった。 ペリンは1992年11月10日生まれの現在31歳。ジェノアのアカデミー育ちで、同クラブでトップチームデビューを飾った後、2度のレンタル移籍を経て、2018年夏にユヴェントスへ完全移籍加入した。クラブの“レジェンド”でもある元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン氏のパリ・サンジェルマン移籍に伴い、入れ替わる形で“ビアンコネロ”の一員となると、加入初年度はセリエAで9試合に出場。元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニー(現:バルセロナ)のバックアッパーとして準備を続けていたが、シーズン終盤に肩を負傷して長期離脱。翌年夏にブッフォン氏が電撃復帰すると、2019-20シーズン後半戦からの1年半はレンタル移籍でジェノアへ復帰した。 ジェノアでは正GKとしての地位を確立し、2021年夏に再びブッフォン氏と入れ替わる形でユヴェントスへ帰還。長らくシュチェスニーと正GK争いを繰り広げ、同選手が退団した今季からは背番号「1」を継承した。今夏には、モンツァから昨季のセリエA最優秀GKであるイタリア代表GKミケーレ・ディ・グレゴーリオが加入したことに伴い、昨季と同様にベンチを温める時間も少なくはないが、今季はここまでセリエAで2試合、CLで2試合に出場。前記のシュトゥットガルト戦では、ディ・グレゴーリオ出場停止の影響を受けてゴールマウスを託されると、数々のセーブでユヴェントスのピンチを救い、終盤にはPKストップも披露。チームは後半アディショナルタイムの失点により、0-1で今季公式戦初黒星を喫したが、ペリン個人としては称賛に値するパフォーマンスを披露していた。 なお、ユヴェントスは今回の契約延長リリースを受けて、シュトゥットガルト戦の前日会見にてペリンが語った言葉の一部を紹介。このような姿勢が、クラブから高く評価されていることを強調している。 「どのクラブにおいても、先発でプレーできるか否かを決めるのは、自分次第なんだ。先発に値することを証明することが何よりも大事だ。ただし、このような気持ちにさせてくれるのは、チアゴ・モッタ監督の姿勢、そしてユヴェントスというクラブのエンブレムをつける責任感もあると思う。全員がいつでもプレーできる状態であるのは、このクラブでプレーするのならば当然の義務だ。僕自身は、ここで過ごす時間を素晴らしいと感じているし、何事にも経験と情熱を持って臨んでいるつもりさ」
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