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ホストクラブなどでの「売掛金」、いわゆるツケ払い問題。東京・歌舞伎町では売掛金の廃止が進む一方で、「立替金」という新たな手法に形を変えて残っていることが分かった。 【画像】シャンパンタワーの前で札束を手にポーズをとる“七瀬大”こと田中大亮容疑者

客の女性に「立ちんぼ」させたホスト“七瀬大”逮捕

客の女性に売春目的の客待ち行為、いわゆる「立ちんぼ」をさせようとして逮捕された歌舞伎町のホスト、七瀬大（ななせ・だい）こと田中大亮（たなか・だいすけ）容疑者（24）。 所属していたホストクラブは「売掛金」、いわゆるツケ払いの廃止を表明していたが、田中容疑者はこう明かした。 田中大亮容疑者: 店の実態として売掛ができないから、ホスト個人が客の代金を立て替えるシステムとなっていた。

ホスト個人が客の料金一時的に立て替える「立替金」横行

「売掛金」とは店側が客の料金を立て替えることだが、田中容疑者が行っていたのは「立替金」。 店ではなく、ホスト個人が一時的に客の料金を立て替えて店に支払うというものだった。 形を変え、歌舞伎町に残るツケ払いの文化。 歌舞伎町事情に詳しいライターの佐々木チワワさんは、「経済力があるホストはかなり高額な立替もしているイメージはありますね。中には本当にもう200万とかをポンって持ってきて。いったん自分で出してでもナンバーを守りたいというホストは一定数いるので、お店も見て見ぬふりをしている場合は多いんじゃないかなと思いますね」と指摘する。 店も黙認していたのだろうか。 店の飲食代を、女性客に売春させて回収しようとしていた田中容疑者。 以前、ホストクラブに通っていた女性によると、立替金が広がっているという。 以前ホストクラブに通っていた20代: 売掛金が禁止になってから立替金が横行している感じです。ホストからしても、その日の自分の売り上げを担保することができる。数字が命の世界なので、横行してしまうのは変えられないのかなって。 一方で、今もホストクラブに通う客は、売掛金はまだなくなっていないと話す。 ホストクラブに通う20代: 私が行っているホストクラブでは売掛金はあります。（売掛金のある店は）減ってるとは思いますけど、「うちのホストクラブでは、30％入金で売り掛けは残りは可能だよ」と言われているので。 警察庁はホストクラブをめぐるトラブルについて、法改正を目指している。 （「イット!」11月14日放送より）