石川遼「総じてすごく良かった」 地元メジャーで4カ月ぶりトップ10
◇国内メジャー◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(13日)◇東京ゴルフ倶楽部(埼玉)◇7251yd(パー70 【画像】珍しい? 今平周吾が力強くガッツポーズ 首位と8打差の15位から出た石川遼は、1バーディ、1ボギー「70」のパープレーで粘り、通算5オーバーの8位に順位を上げてフィニッシュ。優勝争いを演じた昨年2位に続いてトップ10に入り、地元開催のナショナルオープンを終えた。 3日目にも課題に挙げていた3UTや5Iなどを使うロングゲームの精度には及第点。「しっかりグリーンを捉えていたし、やりたいゴルフができたと思う」と振り返った一方、バーディチャンスを決めきれなかったパットに苦戦した。日を増すごとに早くなるグリーンに対し、「タッチが合わなかった。もし自分の持っているものを平均ぐらい出せれば、また変わったところはあったかな」と悔しさをにじませた。
週末を前に優勝争いから遠のいたが、今季トップ10で終えたのは優勝を飾った6月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」以来10試合ぶりだ。「優勝争いを目指す中でトップ10に入ることは大事だと思うし、プレーも悪くなかった。クラブの選択肢も増えたので、総じてすごく良かったと思う」と振り返り、4日間を通してのプレーに及第点をつけた。 「今週はいいゴルフができたけど一旦置いといて、まだスイングを固めていく時期なのでしっかり球を打っていきたい」と今後を見据え、ショットにさらに磨きをかけていきたい構え。より状態を上げて、次戦を予定する過去3勝(2010、12、22年)の「三井住友VISA太平洋マスターズ」(11月7日開幕/静岡・太平洋クラブ御殿場コース)に乗り込む。(埼玉県狭山市/松島流星)