『JR福知山脱線事故』来年12月完成予定の“車両の保存施設”について遺族らへ説明 「事故の悲惨さなどを伝える施設となるよう整備を進める」
MBSニュース
19年前に乗客ら107人が死亡したJR福知山線脱線事故をめぐり、JR西日本は遺族らに向けた説明会を行いました。 11月9日の説明会には遺族ら65人が参加。鉄道の安全への取り組み状況のほか、大阪府吹田市の社員研修センターの隣に来年12月に完成予定の車両の保存施設について、JR側から説明が行われたということです。 損傷が激しい車両については部品を並べるだけでなく、屋根などは上段に、側面部分は中段に置くなど、展示の配置が車内を想起できるよう配慮されることなどが伝えられました。また、車両保存の場所については遺族から様々な意見があり、今後も慎重に検討していくとしました。 (JR西日本 長谷川一明社長)「事故の事実や悲惨さ、命の大切さを伝える施設となるよう具体的な整備を進めてまいります」 説明会は、10日も行われます。
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