STARTO勢に紅白出場の可能性が出てきた

STARTO勢が紅白に出場するとすれば、筆頭に名前があがるSnow Manだが……

10月16日、NHKの稲葉延雄会長が定例会見を行い、旧ジャニーズ事務所（現・SMILE－UP.）からマネジメントを引き継いだ新会社『STARTO ENTERTAINMENT』のタレントの新規起用を再開することを発表した。同局では、旧ジャニーズ側が創業者のジャニー喜多川氏の性加害問題を認め謝罪した昨年９月から、所属タレントの新規起用を見合わせていた。 【5人いる！】すごい…『King＆Prince』が初出場した'18年の紅白歌合戦 定例会見で稲葉会長はこの１年間、SMILE社、STARTO社と定期的に対話をしてきたそうで「被害者補償と再発防止の取り組み、両社の経営の分離も着実に進んでいることが確認できた」として起用再開に至ったことを説明。稲葉会長は、「紅白に向けて判断したわけではない」としつつ、「制作現場の判断で契約再開が可能」と出場の可能性をうかがわせた。昨年大晦日の『第74回紅白歌合戦』では、起用見合わせを受けて旧ジャニーズ勢の出場が44年ぶりに０組となっていた。 「この発表から４日後の20日、NHKはジャニー氏の性加害問題を検証するNHKスペシャル『ジャニー喜多川“アイドル帝国”の実像』を放送しました。番組はジャニー氏の性加害を〝メデイア操作〟で隠蔽してきた、姉の故メリー喜多川氏が〝共犯〟であることを視聴者に強烈に印象づける踏み込んだ内容でした。 しかし、もう一方の隠蔽の〝共犯〟であるメディアの責任についても検証しなければいけないところだったのに自局の責任追及については消化不良の感が残ってしまった。あれでは『所属タレントには罪はない、と言いたかっただけでは？』と指摘されても仕方がないでしょう」（放送担当記者） 紅白へのジャニーズ勢の出場は、’08年までは２組だったが、翌年以降増加の一途をたどり、最も多かった’15年には７組が出場。性加害問題発覚前の’22年は６組が出場していた。 「旧ジャニーズ勢が出場しなかった昨年は、ボーイズグループは『JO1』、『BE:FIRST』の国内勢と、『Stray Kids』、『SEVENTEEN』らのK－POP勢が出場していました。今年、国内勢２組はそのまま、K－POP勢は入れ替わるかもしれないものの、２組程度が出場するとみられます。さらに『King & Prince（キンプリ）』のメンバーだった平野紫耀（27）、神宮寺勇太（26）、岸優太（29）らが旧ジャニーズを退所してTOBEに所属して結成した『Number_i』も、NHKが同グループを積極的に起用していることから、紅白初出場の可能性が浮上しています。 他の昨年の白組の出場歌手では、『すとぷり』、キタニタツヤ、『MAN WITH A MISSION』、『10-FEET』、大泉洋、『エレファントカシマシ』、藤井フミヤらは出場しないでしょう。新たな出場者を加えると、おそらく、STARTO社のタレントは最多で3組程度の出場となるのではないでしょうか」（芸能記者） ◆ファンは「紅白出場」を望んでいない？ STARTO社所属タレントでは『SixTONES』、『Snow Man』、『なにわ男子』らが有力ではないかといわれている。NHKとしては特に国民的アイドルになりつつあるSnow Manにはぜひとも出場してほしいところだろう。しかし、ファンの声を聞くと、必ずしもSTARTO社タレントたちが、紅白に出場することを望んでいるわけでもないようなのだ。 「昨年は紅白への出場がなく、恒例の『カウントダウンライブ（カウコン）』の開催も中止となったことでSTARTO社のタレントたちはグループごとに配信イベントを行い、ファンからはかえって好評でした。とくにSnow Manは最大同時接続数133万と日本歴代１位の記録を更新するほどの反響があった。さらに今年は２年ぶりに『カウコン』開催の話も浮上しています。 紅白に出場したところで、推しのグループがステージに立つ姿を見られるのはせいぜい１～２曲であとは誰かの後ろで応援している程度。ファンとしては別に紅白が見たいわけではないので、昨年、STARTO社のタレントたちを見限ったNHKのオファーなど蹴って、『カウコン』に全力投球してほしいという声があがっているのです。『カウコン』がスタートするまでは、昨年のように各グループが生配信番組を企画し、ファンを喜ばせるのが最も〝ファンファースト〟な形なのではないでしょうか」（同前） 10月23日に配信の『女性自身』Web版の記事では《（Snow Manは）オファーがあっても辞退する可能性が高いといいます》という関係者のコメントを紹介している。今後、NHKとSTARTO社が話を詰めることになりそうだが、果たして、結末やいかに。