森保ジャパンよ、FIFAランク130位インドネシアを侮るなかれ! インドネシア1部リーグ所属・丸川太誠が語る新興国の〝強み〟
国内リーグは今季から1チームあたりに登録できる外国人選手が8人に増加。丸川が所属するデワ・ユナイテッドのオーナーも不動産など多数の事業を手掛ける実業家であるように、近年急速に発展する経済界のサポートも得て、国内リーグ、代表ともに飛躍的な進歩を遂げている。
日本が早い時間帯に点を取れば一方的な展開になる可能性もある。しかし、「引き分けても、おかしくないんじゃないかなと思う」と丸川。1月のアジア杯前には「(日本に)本気で勝てるとは思っていないと思う」と語っていた広島県出身の27歳が厳しい予想をするほどに、この半年でインドネシアは力を付けている。
★日中は30度超え スコールに注意
11月のインドネシアは雨期の始まりにあたる。晴れると日中は気温が30度を超え、午後に強いスコールが降ることも。試合会場のブンカルノ競技場でプレー経験のある丸川は「比較的(国内では)芝生は良い方」としつつも「試合前に雨が降るとピッチが緩くなると思います。芝も(日本より)少し長いので走りにくかったり、ボールが止まる感じを受けるかもしれない」。厳しい環境で戦うことになりそうだ。
■丸川 太誠(まるかわ・たいせい)
1997(平成9)年1月30日生まれ、27歳。広島県出身。広島皆実高では2014年に高校総体8強。中大から19年にマルタ1部のセングレア・アスレチックスに入団。その後、21年2月にラトビア1部ノア・ユールマラと契約を結んだが、同3月に退団。同5月にインドネシア1部ペルセバヤ・スラバヤに加入、21-22年の最優秀選手に選ばれた。22-23年からは同1部PSISスマランでプレーし、今季からデワ・ユナイテッドに移籍。169センチ、64キロ。