夜の納豆が脳卒中リスクを下げる⁉️ “元気に長生き”に欠かせない納豆パワーを医師が解説
納豆のアンチエイジングパワーが、 老化を抑制する「オートファジー」を発動する!
納豆のすごいパワーはまだある。細胞の新陳代謝を高める「オートファジー」という作用を促してくれるのだ。東京工業大学の大隅良典栄誉教授が2016年、その仕組みを明らかにしたことにより、ノーベル生理学・医学賞を受賞した。 老化を抑制する機能としても注目され、多方面で研究が進められているオートファジー。これを活発に働かせるのに必要なのが、ポリアミンというアンチエイジング成分だ。発酵食品などに多く、なかでも納豆には飛び抜けて豊富に含まれている。納豆をよく食べる長寿の人は、知らないうちに体を若々しく保っていたわけだ。 ポリアミンには体内時計のズレを修正する働きもある。年を取ると体内時計が乱れやすくなり、ひどい場合は生活習慣病やうつ病などにつながってしまう。この非常に有効なポリアミンを摂取するためにも、納豆をよく食べることは欠かせない。 本文は『「長生きする人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)より一部抜粋・編集しています。 メイン画像提供:Adobe Stock
書籍紹介
■『「長生きする人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)
健康で長生きする人と、そうでない人の違いは、日頃の習慣にあるのです。本書は、ただ長生きだけでなく、健康寿命の長い人の習慣を、食べ方、メンタル、睡眠、ケア、運動、考え方、など、さまざまな側面から紹介します。
監修者紹介
■工藤 孝文(くどう たかふみ) 1983年福岡県生まれ。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は、福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を行っている。専門は、糖尿病・ダイエット治療・漢方治療。「ガッテン!」(NHK)、「世界一受けたい授業」(日本テレビ)など、テレビ番組への出演・医療監修のほか、健康関連の著作も多い。日本内科学会・日本糖尿病学会・日本肥満学会・日本抗加齢医学会・日本東洋医学会・日本女性医学学会・日本高血圧学会・小児慢性疾病指定医。