山本博.

　お笑いトリオ「ロバート」の山本博が、１２日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」（日曜・午前１０時）に出演。６日に東京ドームで行われたボクシング世界タイトルマッチ、井上尚弥―ルイス・ネリ戦に映り込んでいた真相を明かした。 　山本は「ＪＢＣ（日本ボクシングコミッション）の人」として出演。尚弥戦の入場から試合中のリングサイド、退場まで付き添う姿がたびたび映像や写真に映っていた理由を「インスペクター（試合進行役）だった」と明かした。 　インスペクターは試合当日の計量やドーピング、バンテージチェックなどを担う。今回、山本は「メインのインスペクター」を務め、ラウンド間に尚弥の近くにいたのも「キズや腫れ、ダメージを確認するため」、小脇に挟んでいた黒いバインダーは関連書類が挟まれ「色々あるんですよ！」と説明した。 　試合前日にネリが尚弥が使用しているグラブを使いたいと言い出した時も会場に同席。「普通はお気に入りのグローブがあって、試合用の装飾もあって持ってくる。（ネリが）井上選手が使う日本製のウイニング社製の方が見た目が小さくないか、と言い出した」と、突然の申し出に混乱した様子を明かした。 　山本はプロボクサーの資格を取得し、プロとしてリングに上がったこともある。インスペクターのＪＢＣ資格も取得し、これまでにも世界タイトルマッチで同様の役を務めたことがあった。今回、日本中が注目した一戦を担当したことで「やっと気付かれた、と思った。バレたいとは思ってない」と笑った。