小池百合子都知事、怪我明けの“杖姿”で3期目初の所信表明も…「シン東京2050」発言にはSNSでツッコミ多数
松葉杖の助けを借りながら、途中で机の上に手を付き、また歩き出す。その姿は痛々しい。8月にプロ野球の始球式で投球した際に剥離骨折した左膝はまだ癒えていないようだ──。 【写真あり】都議会で杖をつきながら演説をした小池百合子 9月18日、小池都知事は第3回都議会定例会で所信表明演説をおこなった。7月の都知事選で当選を果たしてから最初の都議会。その声は力強かった。 「冒頭、小池知事は『都政のダイナミックな動きを加速させ、東京を世界で一番の都市にする』と意気込みを語りました。さらに『世界の動きはこれまでの経験や常識をはるかに超えている。今までの感覚では、私たちの暮らしは守り抜けない』と強調し、東京の目指すべき姿を『シン東京2050』として示すと明かしました」(都政担当記者) 「世界一の都市」「シン東京2050」との大げさな発言に、SNSでは賞賛の声よりも、様々な角度からのツッコミが目立った。 《シンはいらない 庵野作品に乗っかってどーすんだ? 都民の為の2050年を目指せばいい》 《ニューヨークとりわけマンハッタンは素晴らしい、できたら永住したい気持ちが強い、東京を世界一の都市にするのは難しいと思う》 「小池知事は、子育て施策では児童相談所の新設、地震対策ではマンション給排水管の老朽化対策などで『首都直下地震への備えを万全にする』と述べました。さらに、物価高の家計への支援として、都内全自治体で小中学校給食費の無償化を実現するため、都が自治体への支援を拡充することなども表明しました」(同前) それらの所信表明のなかで、議論を呼びそうなのが『東京一極集中』をめぐる発言だ。 「他県の知事が人口減対策として東京一極集中の是正を求めていることを念頭に『(日本の)活力の源である東京の力をそぐ、まったく的外れな主張がなされている』と批判。さらに、都の人口増の多くは外国人増が占めているというデータを示して、『若者を一方的に奪っているのではない。国内でパイを奪い合うような短絡的な発想のままでは日本は衰退する』とまで言い切ったのです。人口減に悩む地方自治体への“挑発”ととられてもおかしくありません」(同前) この発言にもXには疑問の声が上がった。 《税収のみで運営出来る唯一の都道府県、東京。人も企業も集中しているからじゃないのですか? 小池氏は、パイの取り合いと言うけど、実際東京が独占状態にあるわけで、日本の健康にとって良い状態でないのは明らかです》 《その前に、今や「日本の恥」とまでなってしまった新宿トー横の一掃をしてからにして欲しいね》 そう簡単に「世界一の都市」にはなれないが、3期目での活躍を期待したい──。