【ジャパンC トレセン特選マイク】オーギュストロダン・オブライエン調教師「ストライドがとても大きいので東京に向いている」
ジャパンCの『特選マイク』は、オーギュストロダンのエイダン・オブライエン調教師(55)=アイルランド=が登場。今回が初来日で、それだけGⅠ6勝のディープインパクト産駒に懸ける期待は大きい。 --オーギュストロダンをジャパンCに送り出す理由は 「長年の夢だから。(過去に6頭で参戦し)個人的には今まで連れてきた中で一番いい馬だと思う」 --追い切りで東京の芝の感触を確認した 「ストライドがとても大きいので、東京に向いていると思う」 --来日前に調教でどれくらい負荷をかけたか 「今回がラストランになるので、しっかり調教してきた。(前走の)愛チャンピオンS(2着)後はいい調子を維持している」 --まれに不可解な大敗を喫する理由は 「『これは勝ち目がないな』というときはムーア騎手が抑えて、次のことを考えながら走らせることを選択していたと思う。ただ、今回は最後だから違うと思う」 --自身は今回が初来日。さらに週中から遠征先に滞在するのは異例 「香港やドバイに遠征するときはギリギリになってしまうけど、今回はとても重要なレース。ディープインパクトの最後の産駒ということで注目度も高いし、初めてターフに出る日をどうしても見たかった」 --ディープインパクト産駒の印象は 「素晴らしい種牡馬で、残念ながら最後の方の産駒しか調教できなかったのが今思うとすごく悔やまれる。特別なスピードがあるし、動きのかっこよさも素晴らしい。もっと早くディープインパクト産駒に携わることができたらよかった」 --相手関係は 「強い相手がいるが、毎回どのレースでも相手をリスペクトする気持ちで臨んでいる。われわれはできることだけを準備していくことが一番望ましい」 ★追い切り後は美浦に訪問 GⅠ6勝を誇るオーギュストロダンは、東京競馬場の芝コースで単走。馬なりで気分良さそうに7ハロン98秒3-13秒2をマークした。オブライエン調教師は「動きはとても良かった。居心地良さそうで、リラックスした雰囲気で走れていました。とても調子がいい」と笑みを浮かべた。その後は美浦トレセンに移動し、尾関厩舎などを訪問して見学。「スケールが大きい。いろんな施設が充実していて、ただただ驚いた」と感心していた。