ミシュランの「星ひとつです」 メキシコでタコス一筋20年
メキシコシティ、メキシコ、5月16日 (AP) ― メキシコシティの小さなタコス店が、レストランの評価を星の数で表すレストラン・ホテルガイドを出版するミシュランから、一つ星を獲得した。 メキシコシティのタコス・エル・カリファ・デ・レオンでは、メニューは4種類しかなく、すべてタコスで、具材は牛のリブとロース、それに前肢の肉で「まえすね」と呼ばれるフォアシャンク。 メキシコ料理の店16軒が星一つを獲得したが、リベラ・マルチネスさんのタコス店もその一つ。そのほかにと2つ星を獲得したレストランが2軒ある。 タイの首都バンコクにある屋台を除けば、アルトゥロ・リベラ・マルチネスさんのタコス店が星ひとつを獲得したレストランの中で、最も小さいといえる。 値段はメキシコの標準からするとかなり高く、ボリュームはあるがそれほど大きくないタコス1つが5ドル近くする。 しかし、多くの客はこの店がこの街で一番だと確信しているようだ。 それについてリベラ・マルチネスさんは、「秘密なんてなければ、特別なこともない。あえていえばタコスの質と肉、それとトルティーヤがすべてかな…」と企業秘密を漏らしてくれた。 (日本語翻訳・編集 アフロ)