B1仙台 ホーム全試合満員達成 藤田弘輝HC「泣いても笑っても人生一度のこのメンバーでの試合は2試合」
◆B1リーグ第35節 茨城85―74仙台89ERS(28日・ゼビオアリーナ仙台) 仙台89ERSは茨城に74―85で敗れ、ホーム最終戦を白星で飾れなかった。序盤からB1残留争い渦中の相手に押され、12のターンオーバーを許して33―46で折り返し。第4クオーター(Q)残り4分3秒にPFネイサン・ブースの2点シュートで68―69と1点差まで詰め寄ったが、相手の3点シュートや、ファウルがかさんでのフリースローで再び引き離され、追いつくことができなかった。当初の目標だった30勝から設定し直した「ホーム勝率5割」にもあと一歩届かず(14勝16敗)、PG青木保憲主将は「力が足りなかった。うまく言葉にできないですけれど…悔しいです」と絞り出した。 一方で、ホーム全30試合で満員御礼を達成し、入場者数は延べ13万1194人で昨季の10万1235人を大きく上回る過去最高記録となった。藤田弘輝ヘッドコーチ(38)は「昨年に比べてプラスされた勝利は間違いなく皆さんの声援の力が大きい」と感謝。指揮官は「泣いても笑っても人生一度のこのメンバーでの試合は2試合。最後まで皆とバスケを楽しみたい」と群馬との残り2試合にすべてを懸ける。 (秋元 萌佳)
報知新聞社