フットサル日本代表がキルギス代表に4発快勝!高橋健介新監督の初陣でアジアカップの借りを返す【国際親善試合】
【国際親善試合】フットサル日本代表 4-0 フットサルキルギス代表(日本時間9月20日/ビシュケク) 【映像】新生・日本代表、秀逸な4ゴールでキルギスに勝利(ハイライト) 9月20日、高橋健介監督が率いる新生・日本代表は国際親善試合でキルギス代表と第1戦を戦い4-0で勝利を収めた。
4月のアジアカップで日本はグループリーグ敗退となり、現在ウズベキスタンで開催中のワールドカップへの出場権を逃した。屈辱の敗戦から3カ月後の7月、高橋監督が新監督に就任。13日、新体制となってから初の活動がスタートし、キルギス遠征で同国代表と2試合を戦うプランが組まれた。 2019年から4年間、ペスカドーラ町田を率いたルイス・ベルナット監督が指揮するキルギスは、アジアカップのグループリーグ初戦で敗れた相手でもある。日本にとって“縁深い”代表チームと、5カ月ぶりにあいまみえることとなった。 試合はGKフィウーザ・ファビオ、橋本澪良、石田健太郎、堤優太、本石猛裕の5人からスタート。木暮賢一郎前監督体制でポジションを確保した堤、石田のコンビに、“健介ジャパン”での主力定着を狙う本石、橋本が加わる形となった。 立ち上がりこそ相手にチャンスをつくられ最初のシュートを許したものの、4人が連動した動きでリズムをつかむと、数分後には落ち着きが生まれ、日本がペースをにぎる展開へもち込んでいった。 すると3分、待望の“健介ジャパン”初ゴールが生まれる。相手陣内右サイドのキックインからGKにパスがわたると、石田が猛然とプレスで追い込んでいく。このプレーでミスキックを誘って前方へ蹴り出されたボールをピッチ中央やや右の堤が回収すると、すぐさまファーへの斜めのパスを突き刺す。これを石田がダイレクトで捉え、スライドしてきたGKの股を抜くシュートでネットを揺らしてみせた。 ゲームをコントロールする役割のフィクソ・石田が前線で相手にプレスをかけ、自らフィニッシャーとして関わるという、新体制を象徴する先制点となった。 さらに4分、セットを伊藤圭汰、山中翔斗、金澤空、清水和也に代えた直後に追加点が生まれる。山中が自陣左サイドでボールを奪うと、カウンターを開始。中央へ持ち上がり、左へ折れるようにドリブルで運んだ後、エリア手前で急停止。慌てて追いかけて来た相手DFを絶妙な緩急の動きで引き剥がすと、フリーの状態で左足を一閃。GKの肩口を抜く正確なシュートでリードを広げてみせた。 その後、日本は数分おきにセットを入れ替え、メンバーの組み合わせを試すようにピッチに投入。最初の8人に、新井裕生、樋口岳志、長坂拓海が組み込まれ、あらゆるコンビネーションを試みていた。ゴールこそ生まれなかったものの、石田と橋本、新井と本石、清水と樋口など、フィクソやピヴォでポジションの被る選手も同時にピッチに立ち、互いの長所を生かしながら共存するシーンも見せた。 序盤にタイムアウトを取って反撃を試みるキルギスにチャンスをつくられるシーンはあったものの、守護神フィウーザも安定感のあるパフォーマンスでシャットアウト。2-0で試合を折り返した。