メルセデス・ベンツ「CLE」スポーティな走りとラグジュアリーを巧みに両立したクーペ登場
リア・アクスルステアリングの特徴
「CLE」にオプション設定されているリア・アクスルステアリングは、時速60km以下では、リアホイールをフロントホイールとは逆方向に最大2.5°傾けて、時速60kmを超えると、フロントホイールと同じ方向に最大2.5°傾けることで、最小回転半径を小さく、取り回しの良い走行安定性を大きく高める。なお、リア・アクスルステアリング装着車の最小回転半径は5.0m(非装着モデル:5.2m)を実現している。 ・駐車時の最小回転半径縮小:フロントホイールと逆方向に最大2.5° ・市街地走行時の取り回し向上:フロントホイールと逆方向に最大2.5 ・ドライビングダイナミクスの向上:フロントホイールと同方向に最大2.5° ・高速域での走行安定性向上:フロントホイールと同方向に最大2.5°
DYNAMIC SELECT
ドライブ、ステアリング、ESP、サスペンション、サウンドの設定を統合制御するDYNAMIC SELECT を標準装備。「Eco」「Comfort」「Sport」「Individual」の計4つの走行モードによって、車両の特性を明確に切り替えることができる。普段は「Comfort」がおすすめだが、それでも充分硬い。
先進アシスタンスシステム
「CLE」には、ステレオマルチパーパスカメラとレーダーセンサーにより、高速道路や一般道などの走行時に先行車を認識して、速度に応じて車間距離を調節する「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」をはじめ「アクティブステアリングアシスト」、「渋滞時緊急ブレーキ機能」、「アクティブエマージェンシーストップアシスト」、「アクティブブラインドスポットアシスト」などなど先進の運転サポート、ドライバー支援システムが備わっている。 CLE 200 クーペ スポーツの値段は¥8,500,000 (¥ 7,727,273)
結論
メルセデスによれば、「Cクラス クーペ」のドライバーが車体の大きさに不満を抱いていたのに対し、「Eクラス クーペ」のオーナーはよりダイナミックなものを求めていたという。その結果、新型「CLE」が誕生した。しかし、派生モデルではないのだからインテリアはもっと独創的であってほしかった。また、細かいところでは、64色(!)から好きなカラーを選べる他、複数のカラーを組み合わせた演出も可能なアンビエント ライトプレミアムとフレグランス機能、イオナイザー機能、エアフィルター機能の3 つを備えたエアバランスパッケージ (これはオプションで良かった)は理解できない。本当に必要だろうか? CLEクーペはCクラス クーペとEクラス クーペの不足分を補って、Sクラス クーペよりもアグレッシブなスポーツクーペだ。こういうかっこいいクルマが増えることを切に願う。そして、より強力な6気筒エンジン版、AMGバージョン、さらにラインナップから外れて久しい「カブリオレ」が待ち遠しい。
アウトビルトジャパン