旧国体見直し議論に「地区単位で数年ごとに開催」主張 大阪府の吉村洋文知事
全国知事会長が国民スポーツ大会(国スポ、国民体育大会から改称)を「廃止も一つの考え」とした発言について、大阪府の吉村洋文知事は17日、「都道府県によっては負担が大きい」と述べ、開催方法の見直しに賛成する意向を示した。同日、府庁で記者団の取材に答えた。 全国知事会長を務める宮城県の村井嘉浩知事は8日の定例記者会見で、47都道府県のほぼすべてのスポーツが一堂に会し、持ち回りで開催される国スポの開催方法について、「継続する必要があるのか検討を始める。廃止も一つの考え」と述べた。 吉村氏は国スポについて、人口減少が進む都道府県によっては、開催費用や施設などの面で負担が大きいとしたうえで「関西など地区単位で数年に1回、協力しながら開催したほうがいい」と主張。全国知事会で意見をまとめ、国に提案すべきだとした。