誕生日に娘から2万円超の「シャワーヘッド」をもらいました。正直ここまで高いものは必要ないと思うのですが、何がそんなに良いのですか？「節水できる」と聞いたのですが本当でしょうか？

お風呂設備の中でも付け替えが簡単で、手軽にバスタイムを充実させてくれるシャワーヘッド。数千円のものから数万円を超えるものまでありますが、価格帯による違いが分からないという人も多いでしょう。 本記事では、シャワーヘッドで期待できる節水効果や搭載されている機能、また価格帯によってどのくらい違いがあるのかを解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得？ それぞれの水道代・ガス代を比較

シャワーヘッドの効果や機能

シャワーヘッドとは、シャワーの先端に取り付けて水を分散噴射する器具を指します。シャワーヘッドは簡単に交換することができ、水圧を選択したり、節水・止水機能、浄水機能、マイクロバブル機能などの機能を使い分けたりすることができます。シャワーヘッドの機能や得られる効果は、主に以下の3つに分類できます。 ●節水効果 ●美容効果 ●機種特有の機能 それぞれ見ていきましょう。 ■節水効果 シャワーヘッドで得られる効果の1つに節水効果があります。 シャワーヘッドを付けることで、シャワーの水が出る穴を小さくして数を減らし、少ない水量で水圧を高めて噴射できるため、普段通りシャワーを使用しているだけで節水につながり手軽に節約ができます。 また、一時止水機能が付いているシャワーヘッドもあり、手元で簡単にお湯を止めたり出したりできるため、こまめに水を止めることもでき、これも節水につながります。 メーカーや選択するモードにもよりますが、約10～70％の範囲で節水できる商品が多く、使用する水量を減らすことで同時にガス代も節約することが可能です。 ■美容効果 普段通りシャワーを使っているだけで美容効果が期待できるシャワーヘッドもあります。 ファインバブルやマイクロバブル機能付きのものは、直径1μm～100μm未満の微細な気泡を発生させることで、約100μm～300μmといわれる毛穴に入り込んで皮脂や大きな汚れを浮かせて取り除くことができ、高い洗浄効果があります。 また、ファインバブルやマイクロバブルはマイナスに帯電しているものが多いため、プラスに帯電している有機物に付着し剥離して汚れを洗浄する効果も期待できます。 他にも、肌荒れを起こしたり髪の毛のタンパク質を壊したりするともいわれる水道水の残留塩素ですが、塩素除去や浄水の機能があるシャワーヘッドにすることで、残留塩素を取り除いてくれるため、肌荒れや髪のパサつきを抑えることが可能です。 部位に合わせてミストやジェットなど水流を変えられる機種もあるため、美容効果のあるシャワーヘッドを使うことで、バスタイムをより手軽に充実させられることでしょう。 ■機種特有の機能 バスタイムを充実させてくれる、機種独自の機能を備えたシャワーヘッドもあります。 例えば、エステや医療用治療器などにも使用されるマイクロカレントが搭載されたシャワーヘッドでは、微弱な電流が肌の内側から刺激し、ハリやエイジングケアを叶えてくれます。 また角度調整機能が搭載されたシャワーヘッドなら、シャワーフックの場所に左右されず、当てたい部分にシャワーの向きを調整できるので、フックにかけたままシャワーを浴びることができます。