【オート】川口G1 森且行は準決3着で8年ぶりのG1優出ならず 最終周の3角で差される
「開設72周年記念グランプリレース・G1」(9日、川口) 3年2カ月ぶりにG1レースで準決勝戦に進出し、8年ぶりのG1優出を目指した森且行(50)=川口・25期=が、開催4日目9Rに出走。惜しくも3着に敗れ、2016年1月11日の開設記念レース(飯塚)以来、8年2カ月ぶりのG1ファイナル進出はならなかった。 レースはハンデなしの10線オープンで行われ、2枠の森がコンマ04のトップスタートで逃げたが、試走で3・26を出した中村杏亮(飯塚)が、3周1角で森を差して1着。森は2番手をキープしていたが、最終周の3角で佐藤貴也(浜松)に差されて3着に惜敗した。 「腰周りを中心に整備して、やっと曲がれるようになった。ハンドルを2ミリあぶって正解。5ミリだと駄目だったと思う。スタートも切れたし。3着は悔しいけど、あと一歩、何かが足りないんでしょう」。優出は逃したが、エンジンの手応えの良さに、さわやかな笑顔で答えた。 10日の最終日は11Rの特別選抜戦に出走。「もちろん勝ちたいよ」と今年3勝目を目指す。次節は20~24日の特別G1・共同通信杯プレミアムカップ(山陽)に出場予定。その後は4月10~14日のG1・令和チャンピオンカップ(山陽)を経て、4月24~29日のSG・オールスターオートレース(飯塚)と、グレードレースへの挑戦が続く。 「これからグレードの遠征が続くので、元のエースクランクを持っていきます」と明るく前向きにコメントした。