トマ・レリュ×藤原ヒロシ率いる「Do Nothing Congress」のポップアップストア開催中
58万人ものフォロワーを持ち、世界の各方面から注目されるトマ・レリュ。代官山蔦屋書店 2号館1階・アートコーナーにて、『Numero TOKYO』でもお馴染みの藤原ヒロシの声かけで始まったレーベル「Do Nothing Congress」とコラボレーションしたポップアップストアを展開中だ。 アートディレクター、グラフィックデザイナー、作家、ギャラリーキュレーターとして多面的な顔を持ち、パリのコミュニティでも異才を放つ存在として知られたトマ・レリュ。2023年10月には、レリュが数年にわたり日々インスタグラムにポストしてきた手書きのクオートを巨大なキャンパスに展開し、ギャラリーに並べた初の展覧会「TODAY I DID NOTING」を、パリのCITÉギャラリーにて開催し、話題となった。 “TODAY I DID NOTING(今日は何もしなかった)” 、“DO EVERYTHING TO DO NOTHING(何もしないためにすべてのことをする)”、“I HAVE NO IDEA WHAT I’M DOING OUT OF BED(ベッドの外では何をしているかわからない)”など、ときにはスペルミスした手書きのクオートは、ソーシャル・メディアに侵される世界を揶揄する不遜なアイロニーを漂わせながらも、人生への愛と脱力を讃えている。 また、「ショーメ(Chaumet)」をはじめ数々のファッション・ブランドからもコラボレーションのオファーが絶えず、『Purple Fashion』の最新号でも大々的にフィーチャーされるなど、各界から注目される一人だ。 これまでに不定期に活動してきたレーベル「Do Nothing Congress」とレリュは、互いにその「何もしない」アティチュードに意気投合。数年前に、藤原ヒロシの声かけによってはじまったこのレーベルは、「A Cup of Tea(一杯のお茶)」 以外には「Do Nothing(何もしないこと)」ことをモットーに東京を拠点に活動する(/しない)というコンセプトだ。 今回、両者のコラボレーションによって実現するポップアップでは、トマ・レリュによるいくつかのクオートのプリント作品と、アートブックを展示販売。あわせてTシャツやフーディ、キャップなどのアイテムも店頭に展開中。
Text:Akane Naniwa