レッドブル、ホーナー代表の”不適切行為”疑惑渦中の女性スタッフを停職処分に?
レッドブルは、クリスチャン・ホーナー代表による不適切行為疑惑に関して、渦中にあった女性スタッフを停職処分にしたようだ。 【ハイライト動画】F1 2024バーレーンGP決勝 ホーナー代表は、女性従業員に対して不適切な行為をした疑いにより、レッドブルが任命した外部の弁護士から8週間に渡る調査を受けた。 問題の中心となった証拠の分析に加え、チームの主要人物との面談を経て、開幕戦バーレーンGPの前夜にホーナー代表は潔白だという判断が下された。 当時のレッドブルの声明は次の通りだ。 「ホーナー氏に対する苦情についての独立した調査が完了し、レッドブルは申し立てが棄却されたことを確認した。苦情を申し立てた者には不服申し立ての権利がある」 調査結果の詳細は明らかにされていないが、motorsport.comの取材によると、この問題の中心人物である女性従業員に対して処分が下されたようだ。 彼女は今週までミルトン・キーンズに本拠地を置くレッドブルのF1チームに雇用されていたが、現在は停職処分を受けているようだ。 motorsport.comの取材に対し、広報担当者は詳細を確認することを拒否。「内部の問題なので、コメントすることはできない」と語った。 レッドブルがこのスタッフを出場停止処分にしたことで、ここ数週間F1を騒がせてきたストーリーにさらなる展開が加わった。 この問題が浮上して以来、一挙手一投足に世界中が注目する中、ホーナー代表は感情的にも困難な開幕戦を耐えなければならなかった。 レッドブルによって不正行為の疑いが晴れたわずか24時間後、匿名の情報源からチーム代表やメディアを含むF1関係者に証拠とされるメールが送られたのだ。 バーレーンGP後には、マックス・フェルスタッペンの父親であるヨス・フェルスタッペンがメディアでホーナー代表に対する批判を口にしたことで、ホーナー代表は厳しい立場へと追いやられた。 これまでのところ、ホーナー代表はこの件について公には語っていないが、彼への公開攻撃は、不特定多数の理由によって彼を失脚させようとする陰謀が渦巻いているのではないかとも思わせる。 バーレーンGPでは、ホーナー代表とレッドブルのタイ人オーナーであるチャルーム・ユーウィッタヤーがレース前のグリッドで写真を撮り、パルクフェルメでマックス・フェルスタッペンの勝利を祝うなど、本社から明確な支持を受けているということが示された。 今週の第2戦サウジアラビアGPでは、レッドブル社のマネジングディレクターであるオリバー・ミンツラフが出席する見込み。この件に関してオーストリア側からは不安の声があがっているとの憶測がある中、彼がコメントを出すかどうか注目される。
Jonathan Noble
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