「知事が想定する『ロックダウン』とは?」 記者の質問に小池都知事が回答
東京都の小池百合子知事は3日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大への対応としてしばしば言及する「ロックダウン」について、記者から「知事が想定するロックダウンはどういう状態で、具体的に何を要請するのか」と質問を受ける場面があった。 【全編動画】「緊急事態宣言」出た場合の都の対応説明 小池知事が定例会見(2020年4月3日)
「交通機関が止まるということはない」
「ロックダウン」は首都封鎖とも表現されるが、日本では行政用語としての明確な定義はない。 小池知事は「『ロックダウン』と言っても色んな国のやり方がある。非常に、公権力を(使って)『ここまでやるのか』というところもある。日本においては特措法(※)においても、現状においても『お願いする』というベースになっている。交通機関が止まるということもない」と回答した。 一方で「『では、私は自由に(外へ)行っていい』ということではない」とも指摘。「感染拡大の防止はみなさまの協力をなんとしてもお願いしたい。専門家も分析しているが、若い方は活動範囲、行動範囲が広いことから感染の拡大にもつながっているかと思う。こういったことについて、より深く知っていただき、自分の行動がどうあるべきか判断してもらいたい」と呼びかけた。 (※)改正新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)…2012年に成立。今年3月に新型コロナウイルスにも対応できるよう改正された。