招集あるぞ! A代表に呼ばれそうなU-23日本代表(6)レンタル移籍で復活! 攻撃センスは世界級、久保らと肩並べる?
パリ五輪(パリオリンピック)2024、男子サッカー競技でU-23日本代表はベスト8という結果で幕を下ろした。最後まで勇敢に戦い抜いた彼らは、ここから所属クラブでA代表(フル代表)入りを目指して研鑽を重ねていくことになる。今回は、A代表でも十分に活躍できるであろうパリ戦士を紹介する。※スタッツは8月7日時点のデータサイト『Transfermarkt』を参照。海外組を含めたフル代表に招集歴のある選手は対象外とする。
MF:荒木遼太郎 生年月日:2002年1月29日 所属クラブ:FC東京 今季、ピーター・クラモフスキー監督率いるFC東京で攻撃を牽引する荒木遼太郎は、ここまでのリーグ戦15試合で6ゴールを記録し、FWディエゴ・オリヴェイラを押さえてチーム最多スコアラーとなっている。 そんな首都クラブで充実した日々を送る同選手は、4月のAFC U23アジアカップで印象的な活躍を残した。同大会では初戦のU-23中国代表戦を除く4試合に先発出場を果たし、1ゴール2アシストを記録。特に決勝トーナメントに入ってからは好パフォーマンスを披露し、中盤と前線、中央とサイドを自由に行き来しながら創造性あふれるパスで多くのチャンスを演出した。 荒木の視野の広さやテクニックの高さは、A代表の選手に引けをとっていない。FC東京では0トップとして起用されることも多く、ゴール前でのセンスや判断は今季になってさらに磨きがかかっているように感じられる。 一方で、攻撃の中心としてプレーできないと”消える時間”ができてしまう試合があることは気がかりだ。パリ五輪では4試合に出場し、U-23パラグアイ代表戦ではアシストも記録したが、全体的にプレーにムラがあった印象。激戦区であるA代表の2列目で熾烈なサバイバルを乗り越えるためには、もう1段階スケールアップが必要だ。
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