大谷翔平、グランドスラムでMLB史上初「40-40」同日達成!9回裏、満塁で自身3度目のサヨナラ打
【MLB】ドジャース 7-3 レイズ(8月23日・日本時間24日/ロサンゼルス) 【映像】球場総立ち!40号満塁弾で「40-40」達成の瞬間 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でレイズ戦に先発出場。5打数2安打、1本塁打、1盗塁で、メジャー挑戦7年目で「40-40」を達成。この日、4回に40盗塁に到達してメモリアルまで“あと1本”と王手をかけると、9回裏、同点で迎えた2死満塁でグランドスラムを放ち、チームを劇的勝利に導くとともに、自身もMLB史上6人目の快挙を成し遂げた。 なお「40-40」を同日に達成したのは史上初となり、圧巻の記録を打ち立てた。サヨナラで勝利したことで、ドジャースは本拠地で5連勝となった。 ドジャースの後攻で迎えた試合、大谷はレイズの先発タイラー・アレクサンダー投手と対戦。第1打席はカウント2-1からの4球目、90.2マイル(145.1キロ)のシンカーを捉えたがファースト強襲のライナーとなった。 続く第2打席は4回裏、先頭打者で迎えた。初球のスイーパーを見送ってカウント0-1からの2球目、89.3マイル(143.7キロ)のシンカーを打つと、打球はショートへのゴロとなるが、ボテボテとなったことで自身の足を生かしてセーフに。6試合連続となるヒットで出塁し、今季の案打数も145まで伸ばした。 さらにムーキー・ベッツが凡退した後、3番フレディ・フリーマンの2球目に盗塁を敢行。キャッチャーが送球を諦めるほど完璧なスチールとなり、自身初、日本人選手として2011年のイチロー以来2人目となるシーズン40個目に到達した。 第3打席は5回裏、味方の同点3ランで走者がなくなったところ、レイズの2番手リチャード・ラブレディと対戦。2球目の92.6マイル(149.0キロ)のシンカーを捉えると、第2打席と同様にショートゴロとなり打ち取られた。 第4打席は7回裏、2死一塁の場面で相手の4番手ギャレット・クレビンジャー投手と対戦。1ボールからの2球目、97.1マイル(156.2キロ)のシンカーを打ってセカンドゴロに終わった。 8月の13連戦は、10勝3敗でナ・リーグ西地区で首位に立つドジャースは、1回、ジュニオール・カミネロにホームランを浴びていきなり先制を許す展開。さらに3回にもクリストファー・モレルに2ランを浴びて序盤に3失点を献上した。その後、毎回先頭打者が出塁しながらスコアを動かせずにいたドジャースだが、5回裏、1死一、二塁の場面で9番キケ・ヘルナンデスが同点3ランを放った。 その後、両者得点を奪えないまま終盤を迎えたが、9回裏、2死満塁の場面で打席に立ったのは大谷。一打出ればサヨナラ、さらにホームランが出れば自身初の「40-40」となる場面で、最高の結果を出した。大谷はコリン・ポシェの投じた初球スライダーを捉えると、右中間スタンドへ飛び込むグランドスラムに。チームを劇的な形で勝利へと導いた。 ナ・リーグ西地区の他チームの状況は、ドジャースと4ゲーム差で2位のダイヤモンドバックスが吉田正尚が所属するレッドソックスに12-2で勝利し、4.5ゲーム差で3位のパドレスはメッツに9-0で快勝している。 (ABEMA『SPORTSチャンネル』)