「大阪モノレール」開業25周年 記念列車が出発進行
「大阪モノレール」開業25周年 記念列車が出発進行 THEPAGE大阪
大阪府豊中市から門真市を結ぶ「大阪モノレール」の25周年記念式典が31日、吹田市の万博記念公園駅構内会場で行われ、招待者代表や駅長、大阪高速鉄道社長らとともにテープカットが行われた。そのあと、特別車両が運行され、ゆるキャラと一緒に記念撮影をするなど、参加者らは楽しそうだった。
30日までに6億4900人の乗車を達成
「大阪モノレール」は6月1日で開業25周年。この日の記念列車乗車に招待されたのは120人(事前応募による抽選)。倍率は10倍だったという。 記念式典で大阪高速鉄道の村上毅社長は「大阪モノレール開業25周年記念式典、記念列車出発式にお越し頂きまして誠にありがとうございます。大阪モノレールは昨日(30日)までに6億4900人の乗車を達成いたしました。万博記念公園駅近くで建設中の商業施設やサッカースタジアムのオープンと歩調を合わせ、今日をスタートに記念イベントを順次していきたいと思います。皆様方に末永く愛される鉄道を目指して参ります」などと挨拶した。 さらに、梅花女子大学書道部による巨大な作品もお披露目となった。将来に向かって“進む”をテーマにしたもので、来年の3月まで万博記念公園駅構内に展示されるという。
開業した当初1日当たりの客1万6000人
同モノレールは現在、大阪空港駅から門真市駅を環状に結ぶ本線と、支線の彩都線を併せて28キロの営業距離となっている。これはモノレールとしては日本一の長さだという。 1990年(平成2年)6月1日に千里中央駅~南茨木駅間を開業。当初は5駅で運行を開始した。92年4月にはモノレール文庫を設置。94年9月柴原~千里中央間が開業。97年4月大阪空港~柴原間が開業。茨木駅を宇野辺駅に改称。97年8月南茨木~門真市間の運行をスタート。そして2007年3月阪大病院前~彩都西間を開業。25年間で5回の路線延伸を実施し、現在の駅数は18駅となっている。 開業した当初は1日当たりの利用客は約1万6000人、それが今では1日10万7000人となり、約10倍の規模に膨らんでいる。なお、ラッピング列車も話題を呼んでいるが、ざっくぅ号やチキンラーメン号などラッピング車両の登場は、1999年2月からだった。