“第2のガレス・ベイル”と期待されたこともあったが…… スパーズで悩める6年を過ごした若きレフトバックはどこへ行く
10代の頃より注目度は高かった
2017-18シーズンには、17歳ながらフラムの主力としてイングランド2部でリーグ戦15ゴールを記録したこともあり、左サイドを疾走する姿から元ウェールズ代表FWガレス・ベイルの後継者候補と注目されたこともあった。 あれから6年。思い描いたキャリアと異なる日々を過ごしているのは、24歳を迎えたイングランド人MFライアン・セセニョンだ。 セセニョンはフラムでの活躍から2019年にトッテナムへ移籍しており、トッテナムといえばベイルも所属していたクラブだ。セセニョンへの期待はさらに膨れ上がることになり、これは本人にとっても苦しいものだったかもしれない。 左のサイドハーフ、サイドバックをこなす攻撃性に魅力のあったセセニョンだが、トッテナムでは57試合に出場して3ゴールしか挙げられず。1度ドイツのホッフェンハイムにレンタル移籍していた期間もあったが、ついに今夏トッテナムを離れてフリーになることが決まった。 スペイン『as』もこの話題に注目しているが、セセニョンは2016-17シーズンと2017-18シーズンにイングランド2部の『PFA年間ベストイレブン』、2017-18シーズンは『PFA年間最優秀選手賞』に選ばれたこともあり、世界的に知名度のある若手だったのだ。それだけに同メディアもこの6年間を嘆いている。 セセニョンが苦しむ理由の1つとなったのが怪我で、今季も怪我の影響で満足にプレイできなかった。トッテナムと契約して以降、怪我で離脱していた期間は804日間を数える。 ただ、セセニョンはまだ24歳と若い。同メディアも若さこそ最大の武器とセセニョンにエールを送っていて、もう一度ユース年代から過ごしたフラムへ戻るべきではないかと提案している。 トッテナムでは苦しい時間を過ごしたが、諦めるには早すぎる年齢だ。復活を目指す時間は十分に残されている。
構成/ザ・ワールド編集部