５回、先制２ランを放った村林（左）を迎えるポンセ（中央）＝撮影・中島達哉

　「日本ハム２－４楽天」（２日、エスコンフィールド） 　楽天が２連勝を飾った。 　先発ポンセが５回７５球３安打無失点６奪三振の好投。力強い直球を武器に、古巣日本ハムをパワーで圧倒した。相手にイライラを爆発させる場面も。無失点ピッチングを続ける中で迎えた五回２死走者なし。間を取る日本ハム・伏見がフルカウントでタイムを要求。しかし、セットに入っていたポンセは、プレートを外さず、伏見をにらみつけ続けた。ＧＡＯＲＡで解説を務めていた岩本勉氏は「めちゃくちゃメンチ切ってますよ。セット外してない。外してない。こんなん初めて」と驚きの声をあげた。再開となったが、伏見が構えを作っている最中に投げ始めて、球審がストップ。ポンセは両手を広げて不満を露わにし、球審に言葉を投げかけて、球審が振り返り退場危機に。その後、なんとか打ち取り、移籍後初白星を飾った。 【写真】ダメ押しの一発を放った石原を抱きしめるポンセ　髪型がワイルドでお茶目 　九回には守護神・則本が登板。４球で３人を抑え、プロ入り初セーブをマークした。「すごく嬉しいですし、何よりチームが勝ったことがうれしい。これからもどんどん勝ちを締めくくっていきたい」と、語った。 　打線は五回に村林の２ランで先制。１点差に迫られたが、七回に辰己の適時打、九回に石原のソロ本塁打で突き放した。