ロシアに向かっていたアゼルバイジャン航空機が墜落した事故をめぐり、欧州のメディアは26日、ロシア軍のミサイルによる誤射が原因だと報じました。 アゼルバイジャンからロシアに向かっていた旅客機は、25日、カザフスタン西部で墜落し、38人が死亡しました。ヨーロッパのニュース専門放送局ユーロニュースは26日、アゼルバイジャン政府筋の話として、ロシア軍の地対空ミサイル攻撃が、墜落の原因だと報じました。 旅客機の目的地はロシア・チェチェン共和国のグロズヌイでしたが、付近ではウクライナ軍の無人機攻撃があり、ロシア軍の防空システムが誤射したとみられます。ミサイルは旅客機の横で爆発し、破片が機内の乗客や乗務員にも当たったということです。 パイロットは攻撃を受けた後、グロズヌイなどロシア国内の空港への緊急着陸を要請するも許可されず、カザフスタンへ向かうよう指示されたということです。