上野樹里×風間俊介が語る、2年ぶりの「監察医 朝顔」で描く家族の形と東北の今
フジテレビ系で、2025年1月3日に「監察医 朝顔2025新春スペシャル」が放送されます。本作は、上野樹里さん演じる法医学者・万木(桑原)朝顔が、遺体を解剖することでその人の“生きた証”を見つけ出し、残された生きる人々の心まで救っていくさまを描く物語です。 東日本大震災で被災した母・万木里子(石田ひかり)を失った悲しみを抱えながらも、父・万木平(時任三郎)、夫・桑原真也(風間俊介)と2人の娘と共に笑顔と涙を繰り返し懸命に生きてきた朝顔。2年ぶりの放送となる本作では、そんな朝顔と平についに別れの時が訪れます。 ここでは、2年ぶりに夫婦役を務める上野さんと風間さんにインタビュー。“理想の夫婦”と称されるほどに絆を深めてきたお二人に、本作の見どころなどをお伺いしました。
──2年ぶりの「監察医 朝顔」の撮影はいかがでしたか? 上野 「これまでの家族のシーンでは、朝顔と桑原くんとつぐみ(永瀬ゆずな)の3人で会話をすることが多かったのですが、久しぶりに会うと里美(中村千歳)が結構話せるようになっていて。ちゃんとしっかりと4人で芝居ができたことに成長を感じました」 風間 「子どもたちの成長を目の当たりにすると、変わるものと変わらないものが存在していて、本当に人生そのものだなと感じました。この家族と作品の中に生きる人たちの時間がゆっくりと流れていて、穏やかに変化していることを視聴者の方にも感じていただけると思います」
──お二人の中での印象の変化や、お互いの役柄に対する思いについてお聞かせください。 上野 「桑原くんが出世しています!」 風間 「そうなんです。捜査本部で指示を出す側にいるので、結構偉いんです(笑)」 上野 「朝顔が捜査本部に顔を出す場面があるのですが、仕事をしている桑原くんを見て、『いつも家で一緒にいる人がこんなすごいところで働いているのか…!』と少しアワアワとしてしまいました(笑)」 風間 「桑原も、今回は久しぶりに法医学教室で解剖に立ち会うシーンがあって。ご遺体と向き合って仕事をする朝顔を見て、“家で見る朝顔との違い”をリアルに感じたんです。そこで、上野樹里という俳優のすごさを感じると同時に、桑原の体感がしっかりと自分の中にあるということを実感して、ほっとしました」