ARガイド「納得」「愛らしい」 トレインパーク白山で開始 マスコットキャラ「トレビット」スマホ案内
白山市立高速鉄道ビジターセンター(愛称・トレインパーク白山)は21日、マスコットキャラクター「トレビット」を活用したAR(拡張現実)ガイドを始めた。7カ所に設けたポイントでモニターツアー客がスマートフォンに現れるトレビットの見どころ紹介を楽しみ、館内を巡った。トレインパークは来場者の意見を参考に解説内容を随時更新し、ARガイドの充実を図る。 【写真】グッズ第1弾のキーホルダー 白山市観光連盟のモニターツアーには県内外の31人が参加した。1階展示室や4階の北陸新幹線白山総合車両所見学ゾーン、5階の展望空間と白山手取川世界ジオパーク紹介コーナーなどにQRコードを設け、参加者はスマホのカメラでコードを読み込んだ。 トレビットに促され、4階で新幹線4両の整備風景を眺めた黒田亜希子さん(54)=高岡市=は「車両所の空気を取り込んでいるから、においも音も本物の雰囲気を楽しんで、というガイドに納得した」と話した。友人の渡辺ルミ子さん(48)=射水市=は「初めて訪れたが、愛らしいキャラクターに分かりやすく案内してもらい、また来たいと思う」と笑顔を見せた。 2人はスマホカメラのフレーム内に映り込むトレビットと一緒に、整備中の新幹線を背景に記念撮影にも興じた。 トレインパーク白山によると、ARガイドの解説内容はデータを更新することで比較的容易に変えられる。小山一徹センター長は「デジタル技術の強みであり、利用客や現場の声を聞いて内容をどんどん充実させていきたい」と話した。今後、QRコードはイラスト付きのパネル仕様にし、設置ポイントも増やす。 ●第1弾グッズ製作 トレインパークは、トレビットのオリジナルグッズ第1弾としてキーホルダー5種類を製作した。近く1階の土産売り場で販売を始める。シールやぬいぐるみなどにも展開するという。